1つにしばられない。視点を変える。〜恐竜クラブで見えたこと〜
こんにちは。のんびり学習まるっとです。
気づけばもう12月!
教室としてはイベント盛りだくさんな時期です。
最後のクリスマス会まで突っ走りますっ
さて、そのイベントの1つ、秋に発足した「子どもクラブ」の中にある恐竜クラブさん達が先週末活動を行いました🦕
7名の恐竜好きさんが集まったこの日。
今回の活動は「恐竜バトルカードを作る!」です。
HPと防御力と攻撃力のポイントをつくって…などと最初にどんなカードを作るか話し合い、製作に2時間かかりました。
そしてルールを決めるときここでちょっと言い争いが。
自分が考えてきたルールが相手に伝わらなくてイライラ…
相手の言っていることが分からなくてイライラ…
ルールがある中で遊ぶのではなく、
そのルールを1から子どもたちが作っていくので、
思いの方向性が違ったり
伝える力にも差があったりで
なかなかうまくいきません。
子どもクラブは年長さんから高学年までいるので、みんながみんな同じことが分かるわけでもなく、
子どもたちそれぞれが活動に求めるレベルも違います。
話し合いが膠着状態にあったので、
ちょっと助け舟。
お互いの気持ちを汲み取りながら、じゃあこんな風にするのはどう?と折衷案を提案しました。
一人はいいね!と言い、
一人はいいけど…とちょっと納得していない様子。
どうやら彼はもうちょっと難しいルールにしたかったようです。
そこで私は思ったのは
「ルールを1つにしようとするからうまくいかない」
ということ。
みんな一律に同じことをしようとするから不満が出る。
だれかがついて行けなかったり、我慢しなければいけなかったりするのでは。
「じゃあゲームをする人どうしでルールを変えるのはどう?
簡単にHPのポイントの強さだけでバトルしてもいいし、もうちょっと難しくしたかったら、攻撃力や防御力をプラスマイナスしながらバトルしてもいいんじゃない?」
と言うと全員納得😌
カードの出し方も、それぞれのカードを一つにまとめて上のカードから出すのか、
どのカードを出すのか自分で選びながら出すのかも話し合いましたが、
それだってどっちもオッケーにして、プレイする人同士でどのパターンで出すか決めていいんじゃない?
と言うと、そうだね!と子どもたち。
一律することにこだわらず、
視点を変えていろんなやり方があっていいことに気づくと、
みんなのやり方を認めあうことができ、
それからスムーズに話合いは進んだのです。
最後に個人やチームに分かれてバトルゲームを楽しみました✨
いざこざがあった子たちも同じチームになって盛り上がり、終わったあとは戦いごっこをして遊んでいました😊
わかり合えないからもうやめる(関係を切る)のは簡単。
今は子どもたちのLINE やSNSも簡単にブロックしちゃうようで。
関係を切るのも1つの手段ではあるけれど
視点を変えて「いろいろあっていいよね」と気付けられれば
「こうじゃなきゃいけない」という縛られた意識から解放されて
お互いを認められていい方向に進められるんだなというのを感じました。
それはきっと子育てや人間関係、様々な場面で言えること。
視点を変えてみればもっと気持ちが楽になって
お互い自由に豊かに、そして穏やかに暮らせるんだろうなぁと思います。
私も一方向でしか見られない時があるから
「視点を変える」ということを心がけようと一年の終わりに思いました。
子どもたちを見ていると学ぶことがたくさんあります。
だから子供はおもしろい!!
ただ「楽しい」だけのクラブ活動ではなく、たくさんの学びがあるこのクラブ。
来年から6つのクラブが本格的に始動します!
楽しみ~!!!!
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「のんびり学習まるっと」ご案内 - のんびり学習まるっと
子どもクラブ、始めました!
こんにちは。
のんびり学習まるっとです。
秋も深まってきましたね~。
この秋、教室で新たに始めたことが二つあります。
一つ目は教室のインスタグラム開設!
今更な感は否めませんが笑
もしインスタグラムのアカウントをお持ちでしたら、#のんびり学習まるっと、で検索してみてください。
フォローお待ちしております♪
そしてもう一つがタイトルにした「子どもクラブ」です。
このクラブは教室の子どもたちによる自主的なクラブで、虫クラブやお菓子クラブなど自分たちが作りたいクラブを作り、そこに集まった仲間でどんなことがしたいか計画・準備し、自分達で行動を起こしていくクラブです。
きっかけは教室で子供たち漏らしたこんな会話。
「な~、コロナが終わったらさぁ、みんなで虫取り行きたいなぁ!」
「行きたい行きたい!」
「でもコロナが終わらんとなぁ。」
「そうやなぁ。」
この会話がされていた時期は、大分県をコロナの波が大きく飲み込んでいました。
コロナで自粛・延期・中止が当たり前になってしまい、諦めることも期待しすぎないことにも慣れてしまった私たち。
子どもたちにもそんな空気が流れているような気がします。
「コロナが終わったらね」という言葉は使いがちだし、仕方がない部分もたくさんありました。
でも本当はやりたいことがいっぱいある。
好きなこともいっぱいある。
興味はあるけれど、なかなか行動に起こせないでいる。
子どもたちの中にこんなくすぶりを感じていて、じゃあこの教室で何かできないかなと作ったのがこの「子どもクラブ」です。
この話を子どもたちにすると、みんな目をキラキラ輝かし、6つのクラブを作ってくれました。
まずは虫クラブ🐞
「トンボを捕まえに七瀬川自然公園に行こう」と計画しました。
この日初めて網でトンボを捕まえたМくん。
最初はなかなかうまくいかなかったけれど、みんなに教えてもらいながら何度も挑戦していました。
M君の「はじめて」に立ち会えてうれしかったよ!
続いて野遊びクラブ🌳
みんなで志高湖に行きました。
自然の中でそれぞれ好きな遊びを楽しみました♪
いろんな学年がいるからなかなか続かない長縄笑
このあとお母さんたちもピョンピョン跳んで、後ろではお父さんたちがサッカーしたり、バドミントンしていたり、大人も全力で遊びました!
Sくんは、ある子が持ってきたナイフに興味を持ち、ひたすら枝を削ることにハマっていました。
ナイフを使うなんて自分じゃ考えられなかっただろうし、お父さんお母さんもやらせきらなかったと思います。
でもこんな遊びの方法もあるとSくんは知り、心配しながらもグッと見守ることを大人は覚えます。
人と触れ合うと知らない世界を知れますね。
それでケガしたって仕方ない。
だって自分がやりたかったんだもんね?
野遊びクラブの合言葉は「ケガと弁当、自分持ち!」です。
自分の責任で遊ぼう!
そして釣りクラブ🎣
11月3日、朝の6時に西大分港に集合しました。
子どもたちの多くが初心者。
だから糸が絡みまくり( ;∀;)
糸をほどくことで2時間おわったお母さんいたな…笑
お父さん方も「子どもの頃はしたんですけど…」と久しぶりの釣りになったようです。
ほぼほぼ初心者で助け合いの釣りクラブ1回目となりました♪
この他にも歴史クラブ、お菓子クラブ、恐竜クラブがこれから始動します!
その活動の様子はまたブログかインスタで報告します。
どのクラブもとっても楽しそうな活動を計画しています( *´艸`)
子どもたちよ。
もっともっと自分の力で遊ぶのだ。
自分の責任で行動するのだ。
時代や誰かのせいにせず、自分の考え方次第で見えてくる世界は変わるから。
自分の「好き」は追及していいんだよ。
そして子どもたちのこんなキラキラした姿を見て、力をもらっているのは私たち親の方ですね^^
これから子どもクラブで子どもたちがどんな世界を見るのか、楽しみです!
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のんびり学習まるっとの「まるっと」って?
こんにちは。のんびり学習まるっとです。
前回の記事からかーなり期間が空いてしまいました(*´Д`)
ブログの記事はなかなかアップできていませんが、この秋調子乗ってInstagramなど始めてみました。
のんびり学習まるっとには、算数の文章問題を絵に描いて自分で考える「どんぐりタイム」と、「BBえいごタイム」という英語の教室、2つのコースを設けています。
これまでFacebookではそれぞれの様子をお伝えしてきましたが、このInstagramではどちらの様子もご覧いただけます!
よろしければ「#のんびり学習まるっと」で検索してみてください^^
さて先週、その「BBえいごタイム」ではHalloweenLessonを行いました♪
お顔を隠さないといけないのが残念なぐらい、かわいい、そしておもしろい仮装がたくさん♪
Lessonの内容はインスタやFBにあげていますのでそちらをご覧ください。
「どんぐりタイム」でも「BBえいごタイム」でもそうですが、教室のイベントには保護者さんにも来ていただけるようお願いしています。
保護者さんに来ていただくのは、普段の様子を見てもらう参観の意味もあったり、いつもなかなかゆっくり話せないコミュニケーションの場だったりという目的もあるのですが、一番は「大人たちの笑顔の中に子どもたちが居る」という教室の想いを形にしたいという部分が大きいです。
こういうイベントに来ていただくと、保護者さんは終始ニコニコされています。
ケラケラ笑われています。
そんな大人たちの笑顔に包まれて子どもたちはそこに居てくれます。
このHalloweenLessonだと、他の子の親御さんに「この衣装いいね!」と言ってもらえたり、ゲームで勝って「おめでとう~!」と言ってもらえたり、笑顔でやりとりしながらtrick or treatしていたり。
終わってからも「楽しかったね~」とお子さんと笑顔で帰ってくれます。
家に帰ってからも「こんなことがあったね」「あれはこうだったね」と盛り上がってくれているようです。
「のんびり学習まるっと」という教室名につけた「まるっと」には様々な思いを込めていますが、一つには「教室に関わる大人が一つに丸くなって、その中に子どもたちが安心して居る」というイメージを込めています。
いろいろあるけれど、きっと大人達が笑顔だったら、子どもたちは安心できる。
子どもたちの心の安心がなければ、学ぶことに集中できない。
心の安心がなければ、そもそも学ぶ意欲なんて沸かないんじゃ?と私は思っています。
あくまで私の考えですが。
だから教室に関わる大人達全員が互いに優しい気持ちで見守り、教室の子どもたちみんなが安心できる場所でこれからも学んでほしいなと思います。
そんな思いが体現できた素敵なHalloweenLessonになりました。
保護者のみなさんにはいつもご理解、ご協力していただき本当に救われています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもどうぞ、教室と子どもたちをよろしくお願いいたします。
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「いろんな1年生がいたっていいじゃん。」
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
ここ2週間で2組の体験さんがいらっしゃいました。
お一組は生徒さんからのご紹介。
小5と小1のお子さんです。
最初は緊張しながらも、最初の読み聞かせに関心を持ってくれて、どんぐりの問題設定にもクスクス笑い、素直に解いてくれました。
もう一組はおうちですでにどんぐりをされているというご家庭。
進め方など今後のことをご相談に来られました。
体験にはご家族で来られる方もたくさんいらっしゃいますし、
親御さんにもどんぐりを解いていただきます。
その後、教室やお子さんのことを時間の許す限りたっぷりと面談します。
その中である方と同じ一年生を持つ親同士として雑談していたところ、こうおっしゃいました。
「(教育サービスを提供する大手の会社が)宣伝する『かっこいい1年生になろう』っていう言葉。だんだん腹立ってくるんです。いろんな1年生がいたっていいじゃん!て思うんです。」
私は結構この言葉にぶちぬかれまして…笑
あれからもずーっと胸に響いているのです。
ほんと。
かっこよくなくてもいいじゃんね。
そもそもかっこいいって何だ?
それを1年生の子どもに求める大人は、かっこいい社会人で、かっこいいお父さんで、かっこいいお母さんなのかな??
最近いろんなお子さんのご相談を受ける機会が重なりまして、自分の子育てで考えるタイミングもあり、子どもたちの置かれている環境を自分なりにいろいろと考えています。
よく学校で「授業で積極的に発表しよう!」という声かけや、発表した回数を記録させたり点数化する取り組みがあるじゃないですか。
発表してくれるほうが積極的で授業も盛り上がりますし、保護者さんだってわが子が何も言えないより、発表できるほうが安心しませんか?
でも…ひねくれている私はこう思っちゃうのです…
そもそも、そういう先生や保護者さんは、会議で活発な意見の出し合いができてるん?
会議でだんまりして、あとでぐちぐち「こうじゃないかと思ってた」とか言ってたりせんの?
講座や講習受けて『誰か感想教えてください』って言われたときに、全員挙手してる?
たぶん、してない方のほうが多いんじゃ?
もちろんしてる方はいらっしゃると思います。
子どもにいろいろ求める割に、そういう大人はどうなんだろう、といつも考えています。
発表ができる子はそれでいいし、できない子だって書かせればとても素敵な意見や考えを表現できる子だってたくさんいる。
発表も考えを書くのも苦手な子もいるけど、1対1で話を聞くとしっかりとした考えを伝えられる子もいる。
思いを言語化できない子は時間をかけてゆっくり育てていけばいい。
いろんなお子さんの相談を受ける中で、やはり私の最初の一言目は
「まずはお子さんの気持ちに寄り添ってみませんか?」
「こうあってほしい」「こうだといいな」そういう気持ちは、親や先生ならもちろんあると思います。
でもそれはこちらの一方的な思いや理想であって、
大人も子供も立場が違うだけで同じ一人の人間と人間。
対等な関係であることは忘れていけないかなと。
ちゃんと気持ちに寄り添って、どんな子もそのままでいいよと認めてくれる教育だったら、もっと子どもたちは伸び伸びと、自分なりに学習に向き合えるんじゃないかなと思うのです。
そんな私もまだまだ子育てで間違えることもありますが、ときどきはこうして自分の考えを深め、振り返らないとなぁと思いました。
体験に来てくださった2組のご家族さん。
たくさんの気づきを与えてくださり、ありがとうございました。
これからも「子どもたちの気持ちに寄り添える」よう、私も丁寧に見ていきたいと思います。
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できることから。わかることから。
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
もう9月!
夏休みも終わ…っていません。
いや、正確には終わっているのですが。
ここ大分市はコロナ感染拡大のため今週、来週と分散登校で学校に行くのは週に2回。
給食を食べたらすぐに帰ってきます。
夏休みがずっと続いているような状況です。
ふぅ~~~~~~~。(いろいろ察してください( ;∀;))
そんな中ではありますが、保護者さんの意見もお伺いし、感染対策に気を配りながら教室は続けております。
先週の教室で、私が子どもたちに何度か言った言葉があります。
それが
「分かることから絵にかいてごらん。できることからやってみよ?」
24匹のお魚を赤、青、白の3つのグループに分けるという問題を解いていた小1のМくん。
最初はどうしたらいいかな~と悩んでいましたが、そのうち指をつかって一生懸命数を数えていました。
それでもなかなか答えはでません。
M君にどんなこと考えていたの?と聞くと
「24匹を三つに分けてたけど、なかなか答えがでない。」と言います。
「じゃあ分かることから描こうか。M君、今何が分かってる?」
「お魚が24匹いる。じゃあそれを描く!」
すると24匹描いた上に、さっさと三つのグループに分けているではありませんか笑
「絵に描いたらわかったよ」とМ君。
指を何回も数えてもできなかったことが、絵に描くとスラスラ手が動く。
指を数えるのももちろんいいけれど、指だと24本はイメージが残らないから答えがつかみにくい。
だから、わかっていることをまずは丁寧に絵に描いて、絵を見て考える。
大事です。
もう一つ。
小3の二人のℍちゃん。
同じ問題で悩んでいました。
2MX42
「ゆっくり君の家からチュー助の家までは150cm離れています。ゆっくり君は1cm進むのに1分かかります。今日は、途中の公園とお花畑で30分ずつお休みしてチュー助の家まで遊びに行きます。お昼の12時までに、チュー助の家に着くようにするには、何時何分までに自分の家を出ればいいでしょう。」
2人のHちゃん、頭の中で考えていて、全く手が動きません。
話を聞くと、一人のHちゃんは考え方はわかるけどどうやって絵にすればいいか悩んでいるとのこと。
でも話しているうちにふと
「150cmだから10分で10cmで、10をかいていいって、それを60のまとまりにしたら1時間になって…」
おお!じゃあそれを絵にしてみよ!
できることからやってみて!
もう一人のHちゃんは何から考えればいいか分からない、とのこと。
どんなことが分かってるの?と聞くと、問題を自分なりに説明してくれます。
問題は理解している、じゃあ次にその問題から何が分かる?と聞くと
「150cmで150分…か…。」
おお!じゃあ分かってることから絵にしよう!
その後二人ともそれから先はスラスラ鉛筆を動かし、正解までたどり着きました。
私はこの子たちにしたことは、問題のヒントを与えることでも解き方を教えることでもなく、
一人一人を観察し、話を聞き、そしてできることから、わかることからやってみよという声かけです。
失敗したらどうしよう、間違えてたら…という不安な気持ちから、なかなか絵に出来ない子もいます。
でも聞いてみるとしっかり考えられているから「できることからやってみよう」と声をかけてそっと背中を押します。
絡まった毛糸玉のように考えが動かない子がいます。
でもその子も考えられないわけではなく、話を聞いていくうちにそのガチガチの毛糸玉から一本糸がすっとほどけていって、あとはコロコロ転がって簡単にほどけていくこともあります。
絵に描けない。
問題が解けない。
考えられない。
きっとそれぞれに背景があり、理由があります。
だからその子にどんな背景があるのか、その壁は何なのか、どんな風にその子に寄り添えるのかを考えるようにしています。
まだまだ修行不足で、反省も後悔も多々ありますが…。
そして
できることからやってみる。
分かることから考える。
こんな言葉がいつか子どもたちに響いてくれたらいいなぁと思います。
2学期もみんなとどんぐりを楽しむぞ!
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絵本の世界を味わおう♪クッキーでつくる「ミリーのすてきなぼうし」
こんにちは。のんびり学習まるっとです。
ここ大分県は長雨続く夏休み。
3人の息子たちは5分に一回ケンカと仲直りを繰り返し、マクドナルドに行っては兄2人が「どちらのポテトがカリカリか」を見せつけてにらみ合い、その隙に3男が二人のポテトを盗み食いするという夏休みを過ごしております┐(´∀`)┌ヤレヤレ
そんな中、教室の子どもたちとこんなイベントを開催しました。
絵本の世界を味わおう♪
クッキーでつくる「ミリーのすてきなぼうし」
大分市の2年生は、国語の教科書に「ミリーのすてきなぼうし」という作品が出てきます。
このお話の中で主人公のミリーは次から次に「想像の帽子」をかぶっていきます。そして周りの人たちもそれぞれ素敵な「想像の帽子」をかぶっているんだと気が付きます。
この本を題材にして、自分の「想像の帽子」をクッキーでつくっちゃおう!という企画です^^
今回、大分市内でお菓子教室「Au Bon Coeur」を主宰されている安部さんを講師としてお迎えしました。
安部さんのお菓子はどれも丁寧に作られていて、ホッとするお味で私も大好きなんです^^
イベントに出店されるとあっという間に売り切れてしまう大人気の先生です♡
安部先生のご指導のもと、生地作りからスタートです。
こちらはまるっとの英語教室「BBえいごタイム」に来てくださっている生徒さん。
バターを練りながら「Betty Botter bought some butter!」と、うちで使っているBBカードのセンテンスを叫んでいたそう笑
こちらは女の子テーブル。
普段仲良くしているのに、今日は全くしゃべりません。
みんな自分の作業に夢中で「しゃべる余裕ない」とのこと笑。
そして家で作ってきてもらった帽子の型を生地にのせて、ナイフで切っていきます。
1年生もお母さんと一緒に頑張りました✨
一人で参加していた小1の女の子は少しだけお手伝いながらも、ほぼ自分の力で形を作りました。
男の子たちのクッキーには自分たちの「好き!」がたっぷり詰まっていました♪
余った生地で他にも作品を作っていました。
そしてオーブンで25分ぐらい焼いたら完成です!
子どもたちのアイディアがたっぷりつまったオリジナルクッキー✨
それぞれの個性が光っています!
発色もいい!
大きな恐竜のクッキーは天板に入らずどうなるかと見ていましたが、さすがは安部先生。鉄板をひっくり返して焼くという発想で焼き上げてくださいました。
お母さん達のサポートのおかげで無事終了。
クッキーは持ち帰ってもらいました♪
持ち帰りながら早速車の中で食べた子。
お家に帰ってすぐさま食べた子。
バターが嫌いだったけれど、自分が作ったバタークッキーでバターを克服したという子笑。
食べたいー!でも可愛くて食べれないー!としばらく置いていた子。
お父さんが帰ってきて家族みんなで食べた子。
そしてミリーのように帽子にしてくれた子。
どの子も笑顔いっぱい♡
クリスマスツリーを作った男の子は、帰りの車の中でまず最初にお母さんにプレゼント型のクッキーをあげたそうです。
そしておじいちゃんちで作り方を1から教え、家族のみんなにクッキーを分けてあげました。
自分が食べるつもりだったツリーのお星さまを弟くんがどうしても欲しいとせがむので、仕方なくあげて、嬉しそうに食べる弟くんを優しく見ていたそうです。
「今日一日で楽しそうな姿、かわいい姿、優しい姿、たくさん素敵なところが見えました。」
とメッセージを下さったお母さん。
どんな帽子を作るかという準備から、クッキー作りのワクワク、そして終わってからもそれぞれにそのストーリーがあったことが嬉しかったです。
のんびり学習まるっとの「まるっと」には二つ思いを込めています。
一つは、どの子もそのままでいいということ。
その子に足したり引いたりしなくても、ありのままのその子を「まるっと」受け止めて、その子のペースで学んでほしいという思いです。
二つ目は、そんな子どもたちを、教室に関わってくださる保護者さん(大人たち)みんなが子どもたちを「まるっと」包み込むように、笑顔で見守ってほしいという思いです。
大人たちの笑顔の中に、子どもたちが安心して居てほしいのです。
このクッキーイベントはその2つ思いが現れた、素敵な企画になったなぁと思います。
講師を快く引き受けて下さった安部先生、そして当日たくさんお手伝いしてくださった保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
今はコロナ禍の中にいますが、これからも子どもたちのためにできることを自分なりに形にしていきたいと思います!
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「まずは自分で考えて作ってみて」と言ったら途方に暮れた子の話。
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
大分県は夏休みに入りました!
息子が終業式から帰ってきた日
「ただいまー。お母さん、今から玄関に入ったら…ここから…俺の夏休みだー!せーの!」
とビッグジャンプをして玄関に入ってきました。
かわいいやつめ。
こっちは戦の始まりじゃ( ゚Д゚)
さて教室では1学期の終わりにお楽しみ会をしました♪
小学生になった1年生、新しい環境になった進級生、みんなみんな1学期よく頑張ったね!の気持ちを込めて、学期ごとにお楽しみ会を開催しています。
まずはじゃんけんゲーム。
勝った子は負けた子からコインを1枚もらいます。
なんだかどんぐり2MXのおおかまきりこさんとカメムシはなこさんの綿菓子の問題みたいですね^^
続いてはフルーツバスケットやハンカチ落とし、ボールゲームなので楽しみ…
最後はみんなでゴム鉄砲を作り、的あてをしました。
ゴム鉄砲は年長さんでも使えるようにこのサイトからお知恵を拝借しました。
が、その前に私はこう言いました。
「今からゴム鉄砲作るよ!材料は割りばし1本と、輪ゴム1個と洗濯ばさみ1個だけです。割りばしは割りません。さぁまずは自分で考えて作ってみて!」
みんな「えー💦」と言いつつ早速組み立てます。
割りばしを立ててみたり、ゴムを巻きつけてみたり、指もつかってゴムを飛ばしてみたり、ゴムをねじって2重にしたり。
「先生見てー!これどうー!」
「できたできたー!」
どんどんゴムを飛ばします。
でも、その中に一人途方に暮れている子がいました。
「は…そんなんできんし。うち、こういうの無理。」きっとそんな風に思っているんだろうなーというのが態度で分かります笑
あえてしばらく放っておきました。
その子はどんどん手を動かしているお友達を見ています。
どんどん猫背になっていきます。
でも…しばらくするとすこーし手が動き始めました。
周りの子を見て焦り始めたのでしょう。
すると「…こうしたらいいか。」「あーこれじゃ無理か。」と言いながら、最後に自分なりのゴム鉄砲を完成させました。
「先生見て!飛ばすよ!ずっと見ててよ!」
10分前の猫背の君はどこにいったんだぃ?と思うほど、生き生きとした彼女がそこにいました。
そのあと私が作り方を教え、チームに分かれて的あてゲームです。
するとその子は「ねぇ、先生から教えてもらったやつじゃなくて、自分が作ったやつ使ってもいい?あっちのほうが飛ぶんだけど!」
いいよいいよ、気に入ったのね^^
彼女はそれから打ち方や角度、狙う場所も研究し、彼女のいたチームは圧勝したのでした。
最後に「千本くじ」。
ゴム鉄砲の彼女はちゃっかりあたりを引いて鼻高々で帰りました。
「もーやっぱさぁ、先生のやつじゃ威力が足りないよ。的を倒すには正確さだけじゃなくて、パワーも大事でしょ。私の作ったやつはさー…」と、自分が作ったゴム鉄砲の解説を饒舌に語っていた彼女。
(お家でもゴム鉄砲の威力とくじ運についてノンストップで語っていたそう笑)
そうそう。
大人が用意したものなんて簡単に飛び越えちゃえばいいんだ。
君たちはもっともっといろんなことができるよ。
子どもたちの考えるきっかけや時間を奪わないように、これからも私は環境を整え見守ることに徹したいと思います。
1学期の最後にいい時間が持てました^^
さぁ夏休み!存分に自分の時間を楽しんでね~!!
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