考えた過程を「絵」に描く。
こんにちは。どんぐりせんせいです。
最近、野草を採って天ぷらにして食べるという体験をした結果、三男(2歳)がなんでもかんでも雑草を口にするので困っております。
さて、どんぐりの問題。
どんぐり問題の解き方に慣れてくると、ある問題が現れてきます。
それは…
絵ではなく言葉で描いてしまう!
最近ちょっとずつ言葉でまとめてるな~と気になっている子がいました。
(その都度絵に描きなおしてもらっていましたが)
その子が今日解いた問題。
「バッタのピョンピョン、バサバサ、パタパタの3人が28円のサイダー1本を買うのにお金を出し合いましたが、皆で19円にしかなりませんでした。足りない分は3人のお母さんが出してくれることになりました。では、お母さんは一人何円を出すことになりますか。」
その子はバッタを3匹描き、19円と文字で書き、それからうーんと考えました。
でもこれが2問目だったので、ちょっと疲れてきたのか、他の子が気になってみたり、どこかを見つめていたり…
その後お母さんバッタ3匹を描き、数字を書き込み、できたと言って見せてくれました。
答えは3円。
うん、合ってるね。
でもどうやってその3円が出たの?と聞くと
えっとぉ…19円で…28円だと…5円ずつかなぁって思ったけど…でも数が合わなくて…それで10円足したら29円になっちゃって1円多いから、1円引いて9円だと合うから、3+3+3で9円になるから3円。
おおおおお!!!!!
ちゃんと考えられてるじゃん!!!!
どこかを見つめながらも、頭の中でしっかり考えてたんだね。
「でもさ、これはその考えた跡が残ってないなぁ。
先生は、どうやって考えたかが見たいな。
そこが大事だよ。
答えは合ってても間違っててもいい。どんぐりでは、答えは「おまけ」。
ここは考えることが一番大事な教室だから、考えたことをちゃんと絵に残そう。」
「え!でも描けない。絵にできない!」
「じゃぁ頭の中で考えてるときどうやって考えてた?
数字が浮かんだ?おはじき?お金?何が浮かんでた?」
「お金。」
「お金かぁ!じゃぁその絵をかいてごらん^^」
そして描いてくれたのが…
最初の作品と、全然違う作品がそこに✨
この右の絵を見れば、この子がどうやって考えたかが分かります。
自分が考えた過程をちゃんと「絵」に描けた生徒さん。
感動して、ちょっと泣きそうだった私。
「できない!」って言ったのに。できたよ!
どんぐりの問題を絵に描いて解くのは、文字を正確に視覚イメージできるようにするためです。
そして、視覚イメージができることが読解力につながります。
だから絵に描くのです。
これからも、考えた過程を『丁寧に』描いているか、しっかりと見ていきたいです。
教室のご案内
考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」
- 場所 大分市賀来新川公民館
- 時間 新年度4月から
9:00~10:15(残席2名)10:45~12:00(満席)
(10:15~10:45分まではゲームタイム!参加は自由です♪)
- 対象学年 年長さん~小学3年生
- 月謝 4,500円 (兄弟割引 一人4,000円)
- 連絡先 donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください) ご連絡いただいた際、こちらからのメールが迷惑メールに分類されていることもあるようです。メールが届かないという方は、お手数ですが迷惑メールに届いていないかご確認ください。
☆通信添削コースのご案内はこちら→
https://d-time.hatenablog.com/archive/2019/01/16
※当教室は「どんぐり倶楽部」の理念に共感し、その「良質の算数文章問題」を使用しております。