こんにちは。どんぐりせんせいです。
大分県内、やっと梅雨入りしたはよかったものの、連日の雨、雨、雨…は困ったものですね💦
毎日、だれかの靴を乾かしています(>_<)
さて、久しぶりに教室の様子。
年長さんの問題で、こんな問題があります。
「みずいろのえのぐを 1ぽんつかうのに 画用紙を 6枚使います。今日は みずいろのえのぐを 4ほんも 使っていいそうです。 みずいろのえのぐを みんな使ってしまったとき、 なんまいの画用紙を つかうことに なるでしょうか。」
これ、本当に年長さんの問題かな?というぐらい、結構難しい問題です。
以前ある子が解いた様子→
1年生でも、2年生でも教室で一回で解けた子はいません。
4本で4枚塗る、と考えたり、最初の6枚という言葉に4枚足して10枚と考えたり…。
しかし先週、それを難なくやり終えた子がいました。
1本の絵具に対し、ちゃんと6枚の画用紙を描いている様子を見たとき、震えました。
この子は、最初からどんぐりの問題をスラスラ解けたわけではありません。
4月に始めた時は「あ~みんな2問目なのに、私だけまだ1問目だ~…」とつぶやいていたぐらい取り組みもゆっくりで、最初は数を丁寧に数えるというところから始めていった子です。
それが5月末ぐらいから、ぐっと表情が変わり、集中力が変わり、みんなが「難問」と感じる問題をサラッとやり終えました。
また、別のある子は、どんぐり1年生問題の後半から始まる、時間と距離の問題に2か月ほど取り組んでいましたが、なかなか解けずにいました。
最初は、全くのお手上げ状態。
それから少しずつ絵に描いていけるようになったものの、答えにたどり着けず。
見ているこちらも、「遠回りなやり方で考えてるなぁ。」とか、「まずは、こう考えたらいいんだけど。」とか、ついつい思いながらも口にはせず、ただただ見守り、頑張って考えたことを認めていました。
それが、先週、ついに解ける日がきたのです。
「デンデン小学校では 秋の歓迎遠足で 10cm離れた公園へ 行きました。 朝の8時30分に 学校を出て、25㎜歩いたところで 10時になりました。歩く速さが 同じだったとすると、公園には何時何分に着いたでしょう。」
「25㎜で1時間半だから、50㎜で11時30分。75㎜で13時。100㎜で14時30分。」
説明もばっちり!
長らくできなかった問題を、自分の力だけでやり遂げたことに、「本物の自信」をつけたと思います。
どんぐり倶楽部の糸山先生のHPに、こう書かれています。
子育ては「慌てず 騒がす 穏やかに」
教育は「ゆっくり・じっくり・丁寧に」
最近この言葉を、どんぐりせんせいとしても、一人の親としても、何度も思い出すことがあります。
できる日もあれば、できない日もある。
いいときも、そうでないときもある。
慌てず、騒がず、穏やかに、子どもたちを見守りたい。
【教室のご案内】
考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」
- 場所 大分市賀来新川公民館
- 時間 9:00~10:15(満席)
10:45~12:00(満席)
(10:15~10:45分まではゲームタイム!参加は自由です♪)
- 対象学年 小学1年生~小学3年生
- 月謝 4,500円 (兄弟割引 一人4,000円)
- 連絡先 donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください) ご連絡いただいた際、こちらからのメールが迷惑メールに分類されていることもあるようです。メールが届かないという方は、お手数ですが迷惑メールに届いていないかご確認ください。
☆通信添削コースのご案内はこちら→
https://d-time.hatenablog.com/archive/2019/01/16
※当教室は「どんぐり倶楽部」の理念に共感し、その「良質の算数文章問題」を使用しております。