こんにちは。どんぐりせんせいです。
先日、長男が聞いてきました。
「ドラえもんとかでさぁ、テストが32点でお母さんが怒るっていうのあるやん。あれ、なんで怒るん?なんで点数が低かったら怒るん?」
なかなか面白いことに気づいたねと思った私。
「なんでやろねぇ。」
「お母さんは何点でも怒らんよなぁ?」
「うん、怒らんよ。」
すると長男はどや顔で言いました。
「テスト、カンニングして100点取るよりさ、そんなことせずに0点の方がいいよ。」
良いこと言うやん✨そんなこと分かるようになってたなんて…!
「って、せんせいが言ってた。」
せんせいかい。
担任の先生、大事なことを教えてくださってありがとうございます。
さて、どんぐりのお話。
小学1年算数では「○○君は前から(後ろから)何番目でしょう?」という、順序や位置を問う問題が出てきます。
そして、2年生になると「OO君の前には8人に人がいて、後ろには5人並んでいます。では、全員で何人ならんでいるのでしょうか。」というような問題に発展していきます。
これが、8+5=13人と考える子がとても多い問題です。
文章を忠実にイメージすることができず、出てきた数字を「なんとなく」計算してしまう子が多いのです。
前 〇〇〇〇〇〇〇〇🔴〇〇〇〇〇 後
計算せずとも、このような絵が描ければ簡単に分かります。
どんぐりで「文章題を絵に描いて考える」ことに慣れている教室の子たちは、これぐらいは簡単に描ける子が多いです。
なぜなら…
どんぐりの順序や位置を問う問題はもっと高度だから!
先週もこんな問題を解いている2年生がいました。
「ダンゴムシさんたちが 3れつにならんでいます。1れつめは 7ひき、2れつめは 8ひき、3れつめは6ぴきです。では、それぞれのれつで、まえから3ばんめ と うしろから6ばんめんの あいだにいる ダンゴムシさんたち だけの かずを あわせると、みんなで なんびきになるでしょう。」
1れつめ 〇〇〇〇〇〇〇
2れつめ 〇〇〇〇〇〇〇〇
3れつめ 〇〇〇〇〇〇
〇は前から3番目。
〇は後ろから6番目。
2れつめは、3番目と6番目の位置が重なるため、〇にしました。
問題は、この絵が描けたうえで(ここまで正確に描けるのも2年生には難しいのだけれれども)、その3番目と6番目の「あいだにいる」ダンゴムシたちだけの数をきいているところです。
その「あいだにいる」のは3れつめの1匹だけ。
答えは1匹です。
この問題を必死に考える2年生。
何度か間違えながらも、「あ~あいだってそういうことか~。」とつぶやきながら、自分だけの力で答えにたどり着けました。
「何番目」とか「あいだに」とか、大人にしてみれば簡単な言葉かもしれません。
でも、その言葉の意味や文のつながりを、自分だけの力でゆっくり考え、味わい、絵にして「見える」ようにしていく。
算数の問題を解きながら、読解力も養われるどんぐりの問題。
最近、その奥深さを改めて感じています。
こんな問題をもっとたくさんの子どもたちに解いてほしい。
こんな問題があるよっていうことを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。
そんなわけで…
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最後は、宣伝でした(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!