焦らず待った結果です。
こんにちは。どんぐりせんせいです。
教室は9月から新しいタイムスケジュールになりました。
・9:00~10:30
・10:35~12:05
1クラス90分、5人までの少人数で、一人一人に丁寧に向き合うことを大事にしています。
教室では「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を使用しております。
この算数の文章問題(以下どんぐり)を絵に描いて解きます。
解き方やヒント、公式などは与えられず、自分の力だけで試行錯誤しながら解いていきます。
そのため、私は教えません。
なにをしているかというと、ちゃんとその子の思考が絵に描けているかという添削と、
その子が解けない・分からないというような状況のときに、その子の気持ちに寄り添ってみたり、時には背中を押してみたり、一人一人をよく見るというようなことです。
その中でも私が大事にしているのは「待つ」ということ。
以前、こんな記事を書きました。
子どもたちをみていると、みんな一人一人自分の中に流れている時間はちがっていて、ゆったりさんもいれば、せっかちさんもいる。
しっかりさんもいれば、気分屋さんもいる。
理解のいい子もいれば、ゆっくりな子もいる。
でも、理解がいいからといって、たくさんの問題を課したり、ゆっくりな子に急かしたりもしません。
「みんなちがって、みんないい」という言葉があるけれど、みんな違うのだから、それぞれのペースで、それぞれに必要なレベルの問題に取り組んでもらいます。
学校では急かされてばかりで…
答えは合ってても、指導の意図からはずれてるから×にされて…
保護者さんのお話を聞く度、
子どもたちの一人一人の「学びの自由」みたいなものを、この教室では守りたいなぁと最近つくづく感じています。
そのためには「できてほしいな」というような自分のエゴを捨てて、「どんどん間違えていいから自分でいろいろ試してごらん、待ってるからね^^」という気持ちが必要だなと思うのです。
半年前に通い始めてくれたある女の子。
始めたばかりの頃はなかなか自分で考えられず、保護者さんも心配されていました。
それでも毎週通ってくれて、先週は半年前に解けなかった問題を解きなおしました。
すると…
「あーーーそっか!わかったーーー!!」と独り言にしては大きすぎる声(笑)を出しながら、正解の絵を描き上げました。
半年前にできなかったことが、自分の力だけでできるようになっていた。
それが本当にうれしそうだった女の子^^
家に帰って、お母さんに見せてくれたようで、
「何事も焦らず、温かく子どもを見守ることって大切だなぁと思えるようになって、私自身の気持ちにもゆとりができて、本当に通わせてよかったです。」
というお言葉をいただきました。
私もどんぐりに出会って子育てが変わった一人です。
それが、どんぐりを解く子どもたちを通して、お父さんお母さんがそう感じてくれたのが何よりもうれしかったです…泣いちゃうわ。
「待つ」って本当に難しい。
でも、「待つ」ってきっと「ありのままのその子を受け止める」ということ。
100%受け入れてもらった子どもは、自分の力を伸び伸びと発揮できるんじゃないかな。
だから、これからもちゃんと待つ。
子どもたちの力を信じて。
【教室のご案内】
考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」
- 場所 大分市賀来新川公民館
- 時間 9:00~10:30(満席)
10:35~12:05(満席)
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月謝 4,500円
- 連絡先 donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください) ご連絡いただいた際、こちらからのメールが迷惑メールに分類されていることもあるようです。メールが届かないという方は、お手数ですが迷惑メールに届いていないかご確認ください。
☆通信添削コースのご案内はこちら→
https://d-time.hatenablog.com/archive/2019/01/16
※当教室は「どんぐり倶楽部」の理念に共感し、その「良質の算数文章問題」を使用しております。