こんにちは。どんぐりせんせいです。
先週、長男の運動会がありました!
時折雨が降る中、プログラムも変更しながら頑張っていました^^
今日はその振替でお休み。
「どんぐりしようよ~。」という母に、
「え~。ん~まぁいいよ~。」とそこまで乗り気ではない長男(笑)。
いつも教室で息子には、ほかの子よりちょっと厳しくしてしまう私。
塾講師時代、先輩職員が口を揃えて「自分の子どもには教えない。感情移入しちゃうから。」と言っていた意味が良く分かる今日この頃です(+_+)
だから、お休みのゆっくりした時間があるときに、「どんぐりせんせい」としてではなく、「お母さん」として時々一緒に解いています。
小学2年生の彼。
先週から「倍」の問題に挑戦しています。
倍の概念は、掛け算を習う2年生で学びますが、まだその概念も、掛け算も彼は習っていません。
学校で2年生が解く「倍」の文章問題はこのようなものです。
「子どもが4人います。みかんを1人あたり3個ずつ配るには、みかんは全部で何個必要でしょうか。」
それが、どんぐりだとこんな問題です。
「アリンコ小学校の運動会で、恒例のお砂糖争奪戦競争が始まりました。赤組と白組で競争したところ、獲得量が赤組は白組の2倍で、赤白の合計は600gでした。では、白組は何g獲得したのでしょう。」
ムズ。
これを…
掛け算、割り算はおろか、
倍が何なのかも分かっていない小学2年生が、自分の力だけで解けるというのか…
(しかも問題は小学1年生コースに分類されています)
解けてるねぇ。
息子「赤組が400gで、白組が200gやな。」
正解して小躍りしながら、自分で花まるを付けている息子の横で、「お母さん」の仮面をつけたどんぐりせんせいは冷静にこう思うのです。
本当に倍が解って解けてる…?(あやしい…)
「ねぇねぇ。2倍ってどういうことか分かる?」
「分かるよ。2個多いってことやろ👍」
だよね。
そう思っちゃうよねー。
2倍、3倍、聞いたことあるけど何だかよくは分かってはいない。
そこで、その時食べてたナッツを並べて、倍を教えてみました。
「おかあさんはアーモンドが1個です。K(息子)は3個です。どちらが多いですか?」
「オレ!」
「そう。じゃあ、Kはお母さんの何倍のアーモンドを持っているでしょうか?」
「2倍!」
「うん。それはね、お母さんより、何個多いかです。何倍っていうのは、お母さんのアーモンドの何個分もっていますか、ということです。」
ここでアーモンドを重ねながら1個分、2個分、と数えていく。
「お~!3個分だから、3倍だな!」
「じゃあ、おかあさんはカシューナッツが2個、Kはアーモンドが4個です。これは何倍になっているでしょう。」
ここでまた、ナッツを重ねる。2個で1個分と数える。
「2倍だ!」
ここで大事なのは、ナッツ2個で1個分だということが分かること。
息子はどんぐりを続けて1年ちょっと経つので、いくつかの数を一つのまとまりとして考えることは簡単です。(教室の1年生でも、もうちゃんと分かります^^)
こんなやりとりをして、倍が理解できたようなので、もう一問してみました。
「赤い花と白い花があります。赤は白より28本多く、赤は全部で32本です。では、赤と白を合わせた花の数は、白の数の何倍になっているでしょう。」
手を休めることなく、正解にたどりつけました。
小学生になって始めたどんぐり。
掛け算も割り算も知らないけど、毎週、1,2問お絵描きしながら解いていくだけで、こんな問題も自分の力で解けるようになりました。
息子は私にとって、「どんぐり続けてるとこうなるんだな~。」と教えてくれる実験台でもあります( *´艸`)
なので、こんな問題が解けるようになると、「息子すごい!!」と思うより、「どんぐりってすごいなー!!!」と思ってしまう(笑)。
でも、息子と二人で、おやつを食べながら解く時間は最高に幸せ。
きっとこんな時間もあと何年か。
そんな風に思うと寂しいけれど、親子で一緒に楽しめるどんぐりに出会えて、本当によかった。
あと何年かだけど、一緒に進んでいきたい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
【教室のご案内】
考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」
- 場所 大分市賀来新川公民館
- 時間 9:00~10:30
10:35~12:05
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月謝 4,500円
- 連絡先 donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください) ご連絡いただいた際、こちらからのメールが迷惑メールに分類されていることもあるようです。メールが届かないという方は、お手数ですが迷惑メールに届いていないかご確認ください。
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https://d-time.hatenablog.com/archive/2019/01/16
※当教室は「どんぐり倶楽部」の理念に共感し、その「良質の算数文章問題」を使用しております。