こんにちは。どんぐりせんせいです。
毎週、教室がある前の日に、次の日の教室の準備をします。
一人一人違う問題をするので、一人一人の様子を思いながら、 どんな問題を解いてもらおうかなと考えます。
年長さんの問題を解いてきたある2年生の女の子は( 年長さんの問題とはいえ難しいです)、最近1年生の問題に変わりました。

また一段とレベルが上がった問題を準備しながら、彼女がこの問題を解く時期が来たか…としんみり。
今までとは違ったこの問題をどう解いてくれるんだろう、 どんな反応するだろうと、 ワクワクとちょっぴり不安も感じながら教室に向かいました。
今日、準備した問題はこちら。
「テントウムシしょうがっこうの 1ねんせい 27にんが あかぐみ・あおぐみ・みどりぐみの 3れつに ならんでいます。あかぐみは あおぐみより 5にん おおくて、みどりぐみは あおぐみより2人 すくないそうです。では あかぐみ・あおぐみ・みどりぐみの 3れつは、それぞれ なんにんずつが ならんでいるのでしょう。」
彼女は最初、あかぐみ・あおぐみ・ みどりぐみの3列をそれぞれ9人ずつ描きました。
式で言うと
あかぐみは、9+5=14(人)
あおぐみは、9-5=4(人)
で、みどりぐみはあおぐみより2人少ないので、
4-2=2(人)
数の増減で言うと考え方はいいのですが、これだと問題文にある「
あかぐみは あおぐみより 5にん おおくて」という部分に合致しません。
この考え方だと10人も多いです。
さらにこれだと、全部で14+4+2=20(人)で、 問題文にある「1ねんせい 27にんが」という部分にも合致しません。
「そっかぁ~。」とため息をついた彼女。
彼女の解き方は、みんなが間違えるやり方で、みんな最初は「 この考え方ではいけないんだ」と気づいてスタートします。
そこから彼女は数を操作しました。
こっちを増やして、こっちを減らして。
でも、これじゃ全体の数が合わないからこうして…。
何回も何回も間違えながら、最後に
「やっとできた~!」と見せてくれました。
ちゃんと正解にたどり着けています。
思考の跡もたくさん残ってる。
なんていい作品なんだ✨
問題を解いたあとの彼女は達成感に満ちあふれていて、なんだかたくましく見えました。
1年生の問題には、このように数を操作する問題がたくさん出てき ます。
いいスタートを切った彼女。
これからもたくさん試行錯誤しながら、成長していってほしいです^^
【教室のご案内】
考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」
- 場所 大分市賀来新川公民館
- 時間 9:00~10:30
10:35~12:05
-
月謝 4,500円
- 連絡先 donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください) ご連絡いただいた際、こちらからのメールが迷惑メールに分類されていることもあるようです。メールが届かないという方は、お手数ですが迷惑メールに届いていないかご確認ください。
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https://d-time.hatenablog.com/archive/2019/01/16
※当教室は「どんぐり倶楽部」の理念に共感し、その「良質の算数文章問題」を使用しております。