のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

「のこり」なのに「あわせる」?

こんにちは。どんぐりせんせいです。

 
先日、通信添削コースの体験をして下さった大分市内の方にお会いしてきました!
 
通信添削コースはおうちでどんぐりの問題を解いていただき、月に一度郵送していただき、添削してお返しするコースです。
 
今回は初めてのどんぐり、そして大分市内だったということもあり、直接お伺いし、添削してきました。
 
 
 
添削するなかで、とても良くできていた作品がこちら。
 

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「ふゆが きらいな ゆきだるまの たあくん と ういんくん が いました。ふたりは はるのこうえんへ ぴくにっくに いきます。たあくんは おにぎりを 5こ ういんくんは 7こ もってきました。 ふたりで 4こずつ たべたとすると のこりは あわせて なんこですか。」
 
 
この問題は、簡単そうに見えて引っ掛かるポイントが2つあります。
 
1つは「4こずつたべた」ということ。
 
前にも書きましたが、日常でもよく使う「何個ずつ」という言葉を、子どもたちは意外と正しく理解できていません。
 
1人4個食べた、という意味ですが、2人で全部ある数(12個)から4個食べたと理解する子もいます。
さらっと聞いただけでは、大人でも引っ掛かる問題なのです。
 
 
 
もう1つの引っ掛かるポイントは、「のこりをあわせると」です。
 
 
これの、何が「引っ掛かる」のか分かりますか?
 
のこり、なのに、あわせる、というところです。
 
どういうことか。
 
 
学校で出される文章問題は
 
「みかんが五個あります。けんくんはおやつに二個食べました。のこりはいくつでしょう?」
 
というような問題です。
 
つまり、「のこりは」と聞かれたら引き算なのです。
 
 
 
でも、この問題はその「のこったもの」を「あわせる」から足し算になります。
 
 
体験で解いてくれた小学一年生の男の子も、そこに悩み、のこりなのに?どういうこと?とずいぶん言葉の意味を考えたようです。
 
そして、何度も考えた末に、あぁそうか、と理解して答えを出せたようです。
 
 
 
「こんな問題、学校では解かないから、いいですよねー!」
 
と、お母様はおっしゃって下さいました。
 
 
先生方の中には、「のこりはと聞かれたら引き算!あわせて(又はぜんぶで)、と聞かれたら足し算!」と教えてしまう先生もいらっしゃるみたいです。
 
 
でも、そういうパターンで解かせるのではなく、どんぐりのように、言葉の意味1つ1つをしっかり理解して、イメージできるようになれば、どんな問題でも解けるようになるのになぁと思います。
 
 
 
添削を終えたあと、おうちでやる際の困り事や今後のことをお話しました。
 
特に一歳のお子さんがいらっしゃるので、邪魔して大変!!とのこと。
 
それ、本当によく分かります(ToT)
うちと一緒~~!!
 
 
ここ最近、大変ありがたいことに、全国各地から通信添削コースのお問い合わせをいただいております。
 
通信添削は、時間に融通が効くというメリットもありますが、保護者の方が家でどうすればいいかわからない!声かけはこれでいいの?と悩まれることも多々あります。
 
そういうお困り事に、できる限り丁寧にお応えし、一緒に考え、どんぐりを楽しく続けられるようサポートしてまいります。
 
お伺いした男の子も、これからどんぐりを続けてくださることになりました(^^)
 
一緒にがんばっていきましょう!!
 
 

【教室のご案内】

考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間   毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05

       (1クラス90分で、最後にゲームタイムもあります♪)

  • 対象学年 小学1年生~小学3年生
  • 月謝   5,000円 
  • 連絡先  donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 

通信添削コースについてはこちら↓

通信添削コースもございます! - どんぐり倶楽部を大分で

 

お読みいただき、ありがとうございました。