こんにちは。どんぐりせんせいです。
突然ですが私…
どんぐりせんせい、やめました。
ずっと違和感があったのです…
「せんせい」と自分で呼んでることに(笑)。
そもそも、ここは「算数の文章問題を、自分で絵に描き、自分の力で試行錯誤して考える」教室なのです。
だれも教えてはくれません。
私も解き方を教えたり、ヒントを与えることもありません。
「せんせい」って呼んでるけど、教えないんだよなぁ…という違和感。
だから、今年から「どんぐりせんせい」から、「どんぐりさん」になります!
教室の子どもたちにこの話をすると、ある男の子は真剣な顔で全て聞き終えた後、ケラケラ笑い出し、
「あー。せんせいはおもしろいなー( *´艸`)」
と言い、続けて
「もう!せんせい、おらんくなるかと思ったやん!ずっとおってよ!!」
と言ってくれて、私、泣きそうでした…(T_T) うれしいねぇ…
そして、その子はその日から、私のことを「どんぐり子ちゃん」と呼んでくれています(笑)。
と、そんな自分の呼び名のことを考えていると、どんぐりタイムは習い事ではないなと思うのです。
習い事には必ず先生がいます。
先生が教えてくれたことを、自分でできるように繰り返し練習し、身に着けていくのが習い事です。
習い事というのは、インプットする場なのではないでしょうか。
でも、どんぐりは誰も教えてはくれず、自分が見て、聞いて、感じて、体験して身に着けた、自分の持っているすべての力を総動員して考えなければいけません。
つまり、この教室は「自分をアウトプットする場」だと思うのです。
だから、どんぐりを解いてる子どもたちの様子を見ていると、一人一人の心の状態がなんとなく見えてきます。
すぐに「わからない!」と考えずに言う子。
突然、絵が雑になったり、小さくなったりする子。
みんなが解き始めても、ぼーっとして心ここにあらずの子。
絵に描いて解いてくれてはいるけど、なんだか楽しそうじゃない子。
学校で何か問題があったり、習い事で毎日忙しく過ごしていたり。
原因は様々です。
そういう子たちに自分は何ができるんだろう、と時々悩みます。
でも、私はその子を変えることはできません。
自分を変えられるのは、自分自身でしかないと思っているからです。
私にできるのは、その子がこの教室に来たら、なんでも話を聞いてくれる大人がいて、どんな思いも否定されず、安心して自分のペースで取り組める環境を作って、最後にゲームでたくさん笑って、笑顔で帰ってもらうことだなと思います。
私ができることは本当にささやかなのですが、その時その時の子どもたちに自分は何かできているのか、問い続けたいと思います。
【教室のご案内】
考える力と読解力を育む教室「どんぐりタイム」
- 場所 大分市賀来新川公民館
- 時間 毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05
(1クラス90分、最後にゲームタイムもあります♪)
- 対象学年 小学1年生~小学3年生
- 月謝 5,000円
- 連絡先 donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)
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お読みいただき、ありがとうございました。