こんにちは!のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
先週、教室で子どもたちと「フレンチトーストになにをかけるか」という話で盛り上がりました。
私はシナモンシュガーが定番なのですが、子どもたちは何もかけないとか、はちみつ!という子が多い中、
「チーズをかけて溶けたら食べる!」
「うちはケチャップ!」
という私のフレンチトースト=甘いものという概念を覆してくれる子もいて、それぞれの家庭でそれぞれの味があるもんだな~と思いました。
「それぞれ」と言えば、子どもたちの学ぶ速度もまた人「それぞれ」。
自分のペースで取り組めるのもどんぐりのいいところだなと思っています。
子どもたちはみんなそれぞれ違うので、1を言えば1分かる子もいれば、1言えば2,3、と分かる子もいて、1言ったことを1も分からない子も当然いるわけです。
先週ある女の子が久しぶりに自分の力で正解にたどりつけました。
「久しぶりに解けた」というのは教室ではよくあることで、ずっとお宝が続いていたある子は〇がもらえた瞬間、固まって倒れました(´艸`*)
この女の子も〇がもらえたとき一瞬固まり、「えっ…えっ…あはは♡」といいながら照れ笑い^^カワイイー
この子はどんな時も楽しそうに絵を想像していて、この問題も
「このタンポポはきれいに咲いたけど、こっちは花は咲かなくて、こっちは腐ってて~あはは~。」
と楽しそーうに説明してくれるのです。
「低学年まではとにかく絵を描くことを楽しんでほしい」
というのはどんぐり倶楽部の糸山先生がおっしゃっていることですが、まさにそれを体現してくれているような彼女の取り組み方♪
こんな風に楽しめたらどんぐり楽しいだろうな~と思います。
でも、やはり解けないことが続くと親御さんは心配なのではないでしょうか。
通信添削コースの方でもお子さんが解けないことに不安になったり、お子さんにヒントを出してしまったり、時にはイライラしてしまったりというお話をお聞きします。
分かるなー。
私も昔そうだった…。
ちょっとぐらいこの子が分かるようにヒントだしたり、サポートしてあげたほうがいいんじゃない?と今の私でも一瞬葛藤するときがあります。
まぁ、そう思ってヒントは出さないですが。
やはり、子どもたちの「自分の力でできた」というときのあの輝いた笑顔や自信は、子どもたち自身で手に入れたからこそなんだなーと、子どもたちを見てきて感じます。
だから、一人一人ペースは違うけれど、自分の力で歩んでほしいのです。
もちろん親御さんにできることはたくさんあります。
・「~ずつ」「〇番目」「わける」「足す」「引く」「倍」そういった算数用語の概念を生活の中に取り入れる。
食後のデザート、たとえばブドウを「何個ある?」と数えさせて、「家族4人で分けるから、一人何個にすればいいかな?」と分けさせる。
昨日我が家で、抹茶と黒糖、2種類羊羹を家族同じ量にするにはどう切り分けるかを子どもたちにやってもらいました。
しかも一人は抹茶少な目、黒糖多めという注文。
でも全体量は同じになるように!
いろいろ考えながら切り分けていて面白かったです♪
・子どもの疑問に子どもに考えてもらう。
教室でも家でも、「どうすればいい?」と聞かれれば「どうすればいいと思う?」と聞き返します。最初は戸惑うけれど、子どもたちは次第に自分の考えを持ち始めます。それがたとえ「違うな」と私は思っても、「じゃあそれでやってみて!」と言います。
・「なぜ?」を考える。
昨日次男が車の中から外を見て「こっちには水たまりができているのに、こっちにはできていない!」というので、「ほんとだね!なんでだと思う?」と聞くと、よーく観察して「こっちはすぐ水がしみ込んだから出来てないんや!」と言いました。
「なるほど~。じゃあ、水たまりってどういうところにできるんだろうねー。」
「あーうーん。あ!へこんでるんや!だから水がたまるんだ!」
という会話をしました。
答えがあってるかとか間違ってるとかではなく、その子なりに観察したり考えてみることが大事かなと思っています。
こう言うと「うちの子はすぐ『分からない』って言うんです。」とおっしる方もいらっしゃいますが、今までそういう会話をされていないので当然かと思います。
そうなってしまっていても少しずつ「お母さんはこう思うんだよね」とIメッセージで語ったり、下の子と話していると話に入ってきたりします。
そして、「考えて!」と強制しないこと。
あくまで親子の楽しい会話ということを忘れないでくださいね^^
あと…
個人的には車の中でテレビ見たり、ゲームしてるのは非常にもったいないなーと思います。
車で走っていると季節の移り変わりを感じたり、西日のまぶしさや夕陽が染める空の美しさ、飛んでいる鳥、たくさんの自然に触れられます。
「夕陽が西に沈んでるね~きれいだね~。ということは東はもう暗くなってる!あっちにすんでいる人はもう夜なのかな~。」とか
「こっちに太陽があるけど、じゃあ北はどっちかな」とか
「トンビが飛んでるね。油揚げねらってるのかな(*´▽`*)」とか(笑)
そんなところからたくさん会話ができるはず。
机上の勉強だけじゃなく、どんぐりを解くだけでなく、生活の中で感じて考えて学ぶことはたーくさんあります。
それができるのは親御さんです。
生活の中の学びの種まきがいつか花を咲かせてくれます。
それがいつ咲くのかも「それぞれ」だけど、きっとその花はたくましく育ちます。
それを信じて、一緒に種まきしていきましょう!
これからもよろしくお願いします。
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