のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

お父さんお母さん、待っていてくれてありがとう。

お久しぶりです。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

4月は次男の入学、三男の保育園入園とバタバタしておりなかなかブログを書く時間が取れず、前回の記事から1か月以上経ってしまいました💦

在宅仕事の難しいところですね。

GW明けてようやく時間ができたので、少しずつまた書き始めていきたいと思います!

 

さて、そんな中でも教室の子供たちは順調にどんぐりを進めてくれています。

今日はこの1か月の子供たちの様子を書いていきます♪

 

今から2年前にこんな記事を書いた子がいました。

d-time.hatenablog.com

 

この子は入会当初、問題の最初の設定までは楽しく描けるけれど、それ以降がなかなか絵に描けませんでした。

文が理解できなかったり、絵が動かせなかったり、なかなか進みません。

保護者さんも最初は心配されていました。

 

それから2年。

先日こんな問題を解きました。

「今日は全校CD飛ばし大会の日です。50人が一緒に飛ばします。上位3人の記録を合わせると、下位二人の合計の丁度4倍でした。5人の記録を合わせると50mになりました。下位2人の差を2mとすると最下位は何mになりますか。」

 

そしてこんな絵を描きました。

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一人でやりきりました。

もちろんノーヒントで。

でたらめな計算などなく、とにかく絵を描いて考えました。

 

このCD飛ばし大会の問題は数字が変わって何回か出てくるのですが、最初はあまり理解できていませんでした。

今回は3回目だったかな?

絵を描いていくうちに見えてきたのだと思います。

 

この作品を見せてもらったとき、「この子がここまで描けるようになったんだ…。」と胸が熱くなっちゃって。

一人の子をずっと見続けられる幸せを嚙み締めました。

 

そしてもう一人。

1年間どんぐりを続けてきて、なかなか絵が動かせない子がいました。

問題は理解しているようだけれど、どうすればいいか分からない。

そんな1年を過ごしました。

 

その子が先日描いた作品です。

「野ウサギさんの冷蔵庫の中に 昨日の夜までニンジンが17本ありました。ところが、今日は8本しかありませんでした。誰かが食べてしまったようです。では、ニンジンを食べたウサギが3匹で、3匹とも同じ数のニンジンを食べたとすると、1匹につき何本のニンジンを食べたことになるでしょうか。」

 

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残りの9本を3匹で同じ数づつ分けたら3本ずつになります。

なかなか絵が描けなかった子が、1年かけてやっと初めて自分で絵が動かせました。

 

この一年、保護者さんはモヤモヤの中にいるような、これはもうやり方を教えて理解させていったほうがいいんじゃないかと思われることもあったかと思います。

でもゆっくりで時間はかかるけど、確実に1歩進んでいました。

それはもちろんどんぐりだけでなく、ご家庭でも様々なサポートをしていただいたことも大きいです。

 

このお子さんたちが、できるときもできないときもあったけれど、そういうことに捕われずにこの子を信じて待ってくれた保護者さん達。

そして、どんな時も気持ちが落ち着いていて素直に取り組んでくれたお子さん。

「信じて待つ」って簡単じゃないです。

でもちゃんと待っていてくれたから、この子たちも自分の力で考える力を身につけられたのだと思います。

 

 

ある方が言っていました。

「子供のことが不安だ心配だと言っているのは、『あなたのことが信じられない』と言っているのと同じだ。」

 

私が子供なら…

親には自分のことを信じてもらいたい。

心配かけるだろうけど、できないこともたくさんあるだろうけど、人並みにできないかもしれないけれど、

できることに目を向けてほしいし、認めてほしい。

親の望み通りにはいかないかもしれないけれど、

そんな自分も受け止めてほしい。

できないことはサポートはして欲しいかもしれないけれど、そっとしておいてほしかったりもする。

心配だからと根掘り葉掘り聞かないでほしい。

自分の中で消化するから。

言いたくなったら自分で話すから。

見守ってほしい。

でも言いたいときに親が忙しそうだったり、疲れていたら子供って空気読んで「心配かけたくないから」と言えなかったりるんだな。

難しいな。

 

結局、心配や不安はあったとしても親には笑って見守っていてほしい。

 

みなさんは自分が子供だったら、どんな親でいてほしいですか?

もちろん理想はあるけれど現実はなかなか難しいですね。

そのギャップをどう埋めていけばいいか、自分に向き合わないとなぁと思います。

 

私もまだまだ子育てはうまくないし、失敗して反省します。

3人子供がいて、それぞれに心配する部分がないわけではありません。

でも、「どの子もそのままでいい。」とは思っています。

職業柄いろんな子を見てきたから、すべてうまくいってる子なんていなかったし、いろいろあったけれど乗り越えられた子や、違う道に進んで自由に生きれる道を見つけた子もたくさんいました。

そして教室の子供たちの成長を見守る中で保護者さんから学んだことに、自分が支えられることもたくさんあります。

 

うん、やっぱりみんなそのままでいいし、親は信じて笑って待っていればいいですね。

 

結局私がいつも思うのはそこです。

だから「のんびり学習まるっと」なのです。

この言葉を胸に刻んで、今日も教室で子供たちを待っています^^

 

 

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