のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

どんぐり息子とその母の4年目の話。

こんにちは。

のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

毎年6月は息子のことを書いています。

長男が1年生の6月に私は「どんぐり倶楽部」という存在を知りました。

そこから私と息子たちのどんぐりは始まりました。

そこで毎年6月に息子どんぐりのことを書いています。

 

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長男小4はどんぐりを始めて丁度3年経ちました。

今4年目です。

現在3MX中の彼。

本当は週に2問解いていきたいところですが、私も働いているし、本人もやりたいことがいろいろあるのでなかなかその時間が難しく週1問がいいところです。

 

この3年を振り返ると小2~3ぐらいで解いたどんぐりが本人は一番難しかったと言っています。

お宝もたくさんたまりました。

特に大きな数を分けるということがなかなかできず、そういった問題は苦手意識も強くなりました。

それでも手を動かしていくと「あ、こういうこと?」と見えてくる瞬間があり、それが「あ!分かった!できた!」に繋がるまでおそらく半年以上はかかりました。

その時の彼の笑顔はもうキラッキラで、逞しさを感じます。

 

先日彼が解いた問題がこちら。

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マッコウクジラのマッコー君とザトウクジラのサットー君が片道50000kmの太平洋横断競争をしました。マッコー君は1時間に100km、ザットー君は1時間に60km泳げるとすると、ゴールにたどり着く時間の差はどれぐらいになりますか。」

 

50000kmという大きな数。

さらに往復なので50000×2で100000kmで考えなければなりません。

時速100kmのマッコー君の時間はすぐに出ましたが、時速60kmは半端な数なので苦労していました。

それでも最後99960kmは1666時間というところまで分かり、残り40kmはどうするのかなと見ていると、

 

「これはもう簡単。最初どうすればいいかなーと思って、とりあえず1時間は60分やけん、60分で60kmって書いとったんよ。やけん、1分で1キロやろ?これ書いたけど使わんなーって思っとったけど、これが今使える。残りの40kmは40分!ザットーくんは1666時間40分やな!」

 

私があっけにとられている間に答えが出ておりました。

 

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字が雑でさらに写真だと小さくて見えにくいのですが…。

(真ん中の下のほうにある黒い影みたいなやつは「心霊写真」らしいです。)

 

この問題、2日かかりました。

1日目に1時間。2日目に1時間半ぐらい。

休み休みしながら解いているのでずっと集中しているわけでもないのです。

それでも投げ出さずにじっくり取り組めるのは、3年間「早く計算ができるように」とか「はやくはやく」を求めずどんぐりをゆっくり解いてきたからかなぁと思います。

 (でもお風呂の時は「もぉ!早く入ってー!」って言ってしまう)

 

お次は小1になった次男。

次男は年長さんから始めました。

とはいえ、なかなか時間が取れず、1か月に2~3問気が向いたときにだけ解いてきました。

小学生に上がってからは、毎週教室で2問、いいペースで解いています。

やはり小学生から始めた長男と違って、次男のほうが言葉の理解や「~こずつ」や「1回につき~」などという用語をイメージできる力はついているなぁと思います。

 

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「てっぺんにはんぺんがついているおでんの串を30本買いました。

毎日5本ずつ食べるとすると 何日で食べ終えることができるでしょうか。」

(この問題を解くとほとんどの子が「はんぺんって何?」って聞いてくる笑)

 

最近よく考えるのが「息子たちと私とどんぐりの距離感」です。

 

私はどんぐりをいいと思っているし、息子たちも1度もやりたくないとは言ったことはないし、どんぐりをすることが日常の一部になっています。

でも、「やりたくないならやらなくていいよ」と思うけれど、「やってほしいな」という下心はあります(正直)。

私は良くも悪くも自分の思いに突っ走ってしまう癖があるので笑、どんぐりをすることが強制になってないかなぁとぼんやり考えることがあります。

 

それはどんぐりだけの問題ではなく、親の価値観のもとで子供は育っていくわけだから、親の思いが押し付けにならないよう、バランスを取ることを最近は意識しています。

 

幸いにも息子たちは「どんぐりは好きだし、お宝になったときはガーンって思うけど、やるのは楽しいよ♪」と言ってくれるので、とりあえずは続けられそうです^^

 

長男とのどんぐりタイムもあと3年。

次男はまだ始まったばかりでどこまでできるかな。

三男は4歳児なのに未だに2歳児さんと間違えられるほど幼いので笑、未知の世界。

 

子どもたちが育っていくにつれ手を離し、目を離し、思いを離し…。

いつか離れていくからこそ、今一緒にどんぐりを楽しめている時間を温かく見守りたいと思います。

 

読みいただきありがとうございました。

 

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