こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
ここ2週間で2組の体験さんがいらっしゃいました。
お一組は生徒さんからのご紹介。
小5と小1のお子さんです。
最初は緊張しながらも、最初の読み聞かせに関心を持ってくれて、どんぐりの問題設定にもクスクス笑い、素直に解いてくれました。
もう一組はおうちですでにどんぐりをされているというご家庭。
進め方など今後のことをご相談に来られました。
体験にはご家族で来られる方もたくさんいらっしゃいますし、
親御さんにもどんぐりを解いていただきます。
その後、教室やお子さんのことを時間の許す限りたっぷりと面談します。
その中である方と同じ一年生を持つ親同士として雑談していたところ、こうおっしゃいました。
「(教育サービスを提供する大手の会社が)宣伝する『かっこいい1年生になろう』っていう言葉。だんだん腹立ってくるんです。いろんな1年生がいたっていいじゃん!て思うんです。」
私は結構この言葉にぶちぬかれまして…笑
あれからもずーっと胸に響いているのです。
ほんと。
かっこよくなくてもいいじゃんね。
そもそもかっこいいって何だ?
それを1年生の子どもに求める大人は、かっこいい社会人で、かっこいいお父さんで、かっこいいお母さんなのかな??
最近いろんなお子さんのご相談を受ける機会が重なりまして、自分の子育てで考えるタイミングもあり、子どもたちの置かれている環境を自分なりにいろいろと考えています。
よく学校で「授業で積極的に発表しよう!」という声かけや、発表した回数を記録させたり点数化する取り組みがあるじゃないですか。
発表してくれるほうが積極的で授業も盛り上がりますし、保護者さんだってわが子が何も言えないより、発表できるほうが安心しませんか?
でも…ひねくれている私はこう思っちゃうのです…
そもそも、そういう先生や保護者さんは、会議で活発な意見の出し合いができてるん?
会議でだんまりして、あとでぐちぐち「こうじゃないかと思ってた」とか言ってたりせんの?
講座や講習受けて『誰か感想教えてください』って言われたときに、全員挙手してる?
たぶん、してない方のほうが多いんじゃ?
もちろんしてる方はいらっしゃると思います。
子どもにいろいろ求める割に、そういう大人はどうなんだろう、といつも考えています。
発表ができる子はそれでいいし、できない子だって書かせればとても素敵な意見や考えを表現できる子だってたくさんいる。
発表も考えを書くのも苦手な子もいるけど、1対1で話を聞くとしっかりとした考えを伝えられる子もいる。
思いを言語化できない子は時間をかけてゆっくり育てていけばいい。
いろんなお子さんの相談を受ける中で、やはり私の最初の一言目は
「まずはお子さんの気持ちに寄り添ってみませんか?」
「こうあってほしい」「こうだといいな」そういう気持ちは、親や先生ならもちろんあると思います。
でもそれはこちらの一方的な思いや理想であって、
大人も子供も立場が違うだけで同じ一人の人間と人間。
対等な関係であることは忘れていけないかなと。
ちゃんと気持ちに寄り添って、どんな子もそのままでいいよと認めてくれる教育だったら、もっと子どもたちは伸び伸びと、自分なりに学習に向き合えるんじゃないかなと思うのです。
そんな私もまだまだ子育てで間違えることもありますが、ときどきはこうして自分の考えを深め、振り返らないとなぁと思いました。
体験に来てくださった2組のご家族さん。
たくさんの気づきを与えてくださり、ありがとうございました。
これからも「子どもたちの気持ちに寄り添える」よう、私も丁寧に見ていきたいと思います。
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