のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

「は!!わかった!そういうことか!!わかっちゃったー!」

こんにちは。

のんびり学習まるっとです。

 

前回の投稿は…去年の7月( ゚Д゚)

最近はインスタやFBを中心に発信していたので、長らくこのブログを放置してしまいました。

(「のんびり学習まるっと」で検索していただくと出てきます^^)

2023年はブログもぼちぼち更新していくぞ!…と思いながらもう4か月経ってしまいましたが( ;∀;)

少しずつまた再開していきたいと思います!

 

今日は通信添削コースの方からいただいたメールをご紹介します。

小2の終わりに彼女が解いた問題がこちら(おうちどんぐり歴3年)。

【2mx25】

「ダンゴム市の人口は、みんなで720人です。今、男の人の列と、女の人の列に各々1列に並んでもらっています。列は、女の人の列が男の人の列よりも20人多いことが分かりました。では、男の人の列には何人が並んでいるでしょう。」

 

彼女がこの問題を考えていく過程がとても興味深かった!

 

以下、お母さんのメールです。(掲載許可いただいております)

この日彼女はカフェでお母さんとどんぐりを解いていました。

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だいぶ長い時間をかけて。
720人かこうとして、100まで書いて「え?これ700までやるの?ムリじゃん?」
 
「えー?720?
あー!そっか!」
 
男の子 100,100,100
女の子 100,100,100  (10,10)
 
と300と300に分けられたまでは良かったですが、
残りがどうにもわからない。
 
残りの100をどっちにつけたら良いかわからず、
えーー?
どういうことー??
とか言いながら、
 
アイスを食べたり、
カフェのお兄さんの動きを眺めて実況したり、
チアの振り付けを小さく踊ってみたり、
歌を歌ってみたりしていて、
 
ふと。
 
は!!!
わかっちゃった!!
50 50にすればいいんだ!
 
わかったー!イェーイ!
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の瞬間がこちらのお写真
 

お顔加工するのが残念なぐらいとびっきりの笑顔でした♪
かわえぇ…。
 
最後にお母さん。
「目の前で、数を体得していく姿が見れました!」
 

 
「あっそうか!」
 
教室でもよく聞かれる子ども達の独り言。
自分で気づいた子ども達の顔はキラキラと逞しく、それがたとえ間違いであったとしても自分で考える経験を積み上げることに大きな意味があるように思います。
 
でもそこに至るには紆余曲折あります。
彼女みたいに気づくまでに歌を歌ったり、他のことに注意がいったり、どんぐりを解くとは関係ないようみ見えることから気持ちが戻ってきたとき、ふと「あっそっか!」と気づくことはよくあることです。
 
こちらのお母さんはそれを理解してくださっているから、彼女のことも待ってくださっていました。
教室でも寝転んでいたり、スケッチブックのリングのところに鉛筆いれてみたり、ふと糊で遊んでみたり、靴下の穴を自慢してきたり…(笑)
そんなことから気持ちが整うとまた鉛筆を走らせる、という光景はしょっちゅうです。
だから、他の子の迷惑にならなければ私は待ちます。
 
大人達が静かに見守ること。
分からせようとか、こうやったら分かるんじゃないかなという手助けをせず、静かに見守る。
そのためには子ども達を信じる。
待ったけれど結局できませんでした、という時もあります。
そこには理由があります。
 
今日は疲れていたのかもしれない。
悩み事があるのかもしれない。
言葉の理解が追いついていないのかもしれない。
問題が合わなかったのかもしれない。
 
その背景にあるものは何なのか、そこを考え寄り添うのが大人達の仕事だと思います。

お母さんが自分のことを信じて待ってくれたから、彼女は最高の笑顔でこの問題を終えることができました。
お母さんもここまで様々な紆余曲折があったかと思います。
彼女のこれからのどんぐりも、こんな子がこれからどんな未来を築いていくのか、とても楽しみです^^
 
素敵なメール、ありがとうございました。