のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

ディズニーランドのような教室を。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

いろいろあった2020年ももう終わりますね~。

今日は一年の最後に思ったことをつらつらと書いていきます!

(今日はめっちゃ長いです。いつも長いですが…。)

 

まずは教室アンケートから。

一年の最後に毎年行っている教室アンケート。

今年1年どんぐりに通ってみての感想をお聞きしました。

以下、掲載許可をいただいたものをいくつか。

 

・最初はなかなかどんぐりに慣れず、スムーズに進まなかったけど、今では難しい問題も考えるようになった。

・1問をじっくり考えるようになったことは、粘り強さや諦めない気持ちに気づくことができたと思う。

・1番「どんぐりの力だ!」と感じたのは、「なぜこの式になるの?」といった問いをしっかり自分の言葉で伝えられていると学校の先生から言われたときでした。「なぜ?」を答える力はどんぐりの効果だと思っています!

・考え抜くことができるようになった。また、それを信じることができるようになったので、待つことが以前よりできるようになったと感じる。

・「ちょっと待って!ママは言わなくていいから自分で考える!」という言葉が出たときに、どんぐりの効果だと感じた。

・日々生活の中、疑問点があると「書いてみよ~!書いたら分かるから。」とよく口にしている。

・勉強で心配することがないのは、どんぐりのおかげ!

・まだ効果は分からない。

・先生が子どものことをよく観察し、分析しているなと感じる。

・(お子さんの)性格にあっているようで、勉強とは気づいていません。毎回楽しめています。

 

保護者のみなさん、ご協力ありがとうございました。

その中にこんなことを書かれてある方がいらっしゃいました。

 

・子どもたちが「失敗してもいいんだから」「まちがえてもいいんで」とよく言うようになり、前よりもできないことに挑戦するようになった。

・親の気持ちが楽になる。ゆったりと子どもと付き合えるようになった。

 

どんぐりでは、「失敗は宝物だよ」と言っています。

失敗でも答えが間違えててもそれはみんなが一生懸命考えた証拠だから、大事な宝物。だから消しゴムでは消さないよ、と。

すると子どもたちは解けなくても間違えても、そんな自分を受け入れてくれるようになります。

そして何より、自分の力で考え抜いて正解を導き出す経験をしている子どもたちはたくましくなるなぁと子どもたちを見ていて感じます。

だからきっと「失敗してもいいんで」と挑戦する気持ちも出てきているんじゃないかなと思います。

そしてそんな子どもたちを見て、親の方が子どもに対する不安や心配を手放して、「この子は大丈夫だ」と思えるようになり、親が楽になれるのが、実はどんぐりの一番いいところなんじゃないかなと私は思っています。

だからそれを保護者さんも感じてくださっていることはとても嬉しかったです。。。

 

でも、どんぐりをしていても間違えたくない、失敗したくない、恥ずかしいと思う子はもちろんいます。

これは「どんぐりタイム」と「BBえいごタイム」両方に通ってくれている子のお話です。

 

BBえいごタイムでは英語絵本の音読の宿題があります。

そして毎週、音読発表を一人にしてもらいます。

その女の子は音読発表が苦手でした。

一生懸命お家で練習してくれていて、家では読めるのですが、みんなの前で発表するとなるとどうにも言葉がでません。

「間違えたら嫌だ。」

「間違えたら恥ずかしい。」

そんな気持ちが先走ってしまうようで、家でも自分が練習しているのを聞かれたくないと一人お部屋でCDを聞いて練習していました。

音読の絵本を選ぶときも「私は簡単なのにする!」となるべく文字の少ない絵本を選んでいました。

 

そういった状況をお母さんに相談しました。

そこでお母さんは「1回でいいからお母さんと練習しない?ママも読んでみたい~」と誘い、一緒に練習してくれました。

そのときお母さんはわざと失敗したり、変な声で読んでみたり、とにかくその子を笑わせて楽しい雰囲気を作ってくださいました。

するとその子の「ちゃんとやらなきゃ」とか「覚えなきゃ」みたいな自分で自分で縛っていた気持ちがするするほどけ、「お母さんと練習するの楽しい~」に気持ちが変わり、その週の音読は自信たっぷり!

スラスラ読んで、次週の絵本を選ぶ時も「私は難しいのにする!」と長い絵本を持って帰りました。

 

それから先日のクリスマスレッスン。

この日はだれも音読発表をする日ではなかったのですが、その子が「せんせい!私音読発表をしたい!させて!お願い!」と訴えてきました(T_T)

「え、ほんと?したいの?いいよ!やろうやろう!!」

 

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この子がこんな風に言ってれる日が来るなんて。

泣いちゃうよ、ほんと。

 

子どもって言葉一つで、ちょっとした環境を整えることで、子どもたちは大きく変わるんだなぁと思います。

どんぐりでも、BBえいごでも、今年は子どもたちの変化を様々な場面で感じました。

私、今まで塾や英会話教室で働いていた時は毎年教える教室を異動していたので、たくさんのお子さんに出会える半面、教えた子の成長を見ることはできませんでした。

教室を始めてまだ2年ですが、その子がどんな成長をして今があるのか、そしてこれからどう変わってくのか、それを今年教室で見られたのはとっても大きな財産となりました。

また、親や、私のような周りの大人が子どもたちにどんな言葉をかけるのか、どんな環境を作ってあげるのか、考える責任もあると痛感した1年でもありました。

 

 

話は変わりますが、今映画「えんとつ町のプペル」が公開中のキングコング西野亮廣さんのブログをいつも読んでいるのですが、西野さんは以前「ディズニーを超える!」という夢を語ったら日本中からバッシングを受けたということをよく書かれているんですね。

それでふと思い出したんですが、私も今から12年ぐらい前に当時働いていた塾のエリア会議で上司や先輩職員たちを前に「私はディズニーランドみたいな教室を作りたいです!」と宣言したところ、鼻で笑われたなぁと。

塾がディズニーランドて、入社して2.3年目の若造がまたまたお花畑発言を…といった雰囲気がプンプンしてたなー。あはは。

 

ディズニーランドって、遠いんです。

ここから飛行機に乗って、東京ついたー!と思ったらそこからまた電車に揺られて、やっと舞浜駅着いたー!と思ったらゲートまでまぁまぁ歩く。

そこまでしてやっと入場したら、そこには夢を見させてくれる建物やキャラクターやキャストたち。

ミッキーの耳被ってても誰もなんとも思わない自由な世界。

帰る頃には歩きまくってヘトヘトで両手にお土産の荷物抱えてるのに、「楽しかったねー!また来たいねー!」とちょっとした距離のある舞浜駅までもルンルンで歩けるあの高揚感。

 

うん、やっぱり今でも私は「ディズニーランドのような教室」を作りたい!

 

放課後疲れていても頑張ってきてくれる子どもたち。

休みの日に朝早くから来てくれる子どもたち。

送迎するお父さんお母さんだって大変。

下の子がいればなおさら。

 

でも教室に来てくれたら、

誰と比べられるでもなくみんながそれぞれのペースで学べる空間と、

なにも足さなくても引かなくても「君はそのままでいいよ」と言ってくれる大人達と、

子どもたちのことをちゃんと観察し見守るせんせいと、

穏やかで優しい仲間と楽しく過ごせて「楽しかった~!」と言って帰ってくれるような、そんな教室をいつまでも目指していきたい!!

 

通信添削コースでずっとお付き合いしていただいている方にも、何か返せるものがあるのではないかと考えています。

今年は通信添削で繋がってくださった方に会いに行くことを目標にしていましたが、こんな状況では叶わず。

来年はオンラインでできる環境も考えたいです!

 

来年はどんな一年になるのでしょうか。

私は子どもたちや保護者さん達ともっと自分を縛ってしまう気持ちを手放して、もっと自由に、もっと心地よく学びを楽しめる教室を作れるよう考えていきます。

 

今年はあまり頻繁にブログを更新できませんでしたが、こんな拙いブログでも毎回読んでくださる方もいて、お会いしたことのない方からメッセージをいただくこともありました。

本当にありがとうございました。

 

来年もどうぞ、のんびり学習まるっとをよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。

 

では、楽しい冬休みを!

(私はプペルを観に行きま~す♪)

 

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