のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

「のんびり学習まるっと」ご案内

のんびり学習まるっと

のんびり学習まるっとには2つのコース(タイム)がございます。

 

すべての連絡先はこちらへどうぞ。

nonbiri.marutto☆gmail.com(☆を@に変えてください。)

*アドレスを変更しました!今後はこちらにご連絡ください。

 

【どんぐりタイム】

どんぐり倶楽部の「最良の算数文章問題」を使用した、思考力と読解力を育む教室です。

算数の文章問題をすべて絵に描き、自分の力で考え、答えを導き出します。

 

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間                                    

    水曜日クラス    14:30~16:00/16:05~17:35(小学生)

    土曜日クラス   9:00~10:30/10:40~12:10                                                             12:25~13:55 (小学生)

       ※毎週ゲームや絵本の読み聞かせもあります♪

   対象学年 小学3年生まで(他学年は要相談)

  • 月謝   5,000円 (その他教材費あり)

 通信添削コースについてはこちら↓

通信添削コースもございます! - どんぐり倶楽部を大分で

www.facebook.com

↑どんぐりタイムのFBです♪ブログには載らない教室の様々な出来事を載せています!

 

 

【BBえいごタイム】

英検3級レベルのカードと英語絵本の多読で英語の語感を身につけ、子どもたちの「英語楽しい!」という気持ちを大切にする英語教室です。

  • 場所       (㈪曜日)大分市城南集会所                          

             (金・土曜日)大分市賀来新川公民館

  • 時間       月曜日クラス    15:15~16:00(低学年専用)      

                    16:05~17:05       

                    17:10~18:10(満席)                                                  

                                            金曜日クラス   16:30~17:30

                     17:35~18:35(満席)

                                            土曜日クラス   14:00~15:00(満席)

  • 対象学年 小学生
  • 月謝   5,500円 (その他諸費あり)

 

www.facebook.com

↑「BBえいごタイム」のFBです。よろしければご覧ください^^

 

※各クラス、見学&体験は1回1,000円で行っております。

 

よろしくお願いいたします。

考える忍耐。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

今月こんな問題を解いていた女の子がいました。

「ダンゴ虫のお母さんが1440円で子ダンゴ虫3匹に、同じお菓子を8個ずつ買ってあげようと思っています。お釣りがでないように買うとすると、1個何円のお菓子をかえばいいのでしょう。」

 

彼女は考えに考え抜いた末…小銭にして24個に分ける!という考えに行きつきました。

その日はそこで終了。

 

翌週、続きをやるというので見ていると、最初は10円ずつ配って240円配り終えたところで手が止まりました。

 

うーんうーん

おやつたべて…

うーんうーん

おやつたべて…

 

時間が来たので、最後にできたところまで見せて~というとそこには50円ずつ振り分けられた絵が!!

おお!よくここまで思いついたね!!(*‘∀‘)

 

そして残り240円。

ここで終わらせてもよかったのですが、まだやりたいということだったのでさらに翌週も続きをしました。

でも全く手が動きません。

残りの240円をどうすればいいか。

大人からしたら「いままでと同じように10円ずつ配ればいいじゃん!」と簡単に考えられそうですが、なかなかそうはいきません。

見守る私も助けたくなる気持ちをぐっとこらえて見ています。

 

でも私はこのとき、内心とても嬉しかったのです。

この子がこんなにも粘り強く考えられるようになったことが。

 

最初どんぐりをはじめた頃は、ちょっと考えてできないと落ち込んだり、泣きそうになったり、わ~っとなっていたこの子が、それでも1年ちょっと続けてくれて少しずつ少しずつ変わっていき、いまでは1問をこんなに我慢強く考えられるぐらい成長しました。

 

答えは出なかったけど、ここまで考えられたことでもう十分はなまる♪

答えはおまけ。

こうかな、ああかなと試行錯誤できたことが彼女の生きる力になる!そう思います。

 

考えるには忍耐が必要です。

すぐに答えが出ない問題を、投げ出さずに向き合う我慢強さ。

 

考えるって結構しんどくないですか?

誰かが教えてくれた方が楽だし早い。

私も時々、「もうだれか決めてくれんかな~」と投げ出したくなるときもります。

そう思いつつ、誰かに決められたら「いや、ちょっと待って」って結局はそうなります(笑)

 

私は子どもたちにも「自分の人生は自分で考え、選び、決断し、誰に振り回されるでもない自分の人生を楽しんでほしい」。

だから私はどんぐりの教室を開いています。

そして、彼女がこんなにも粘り強く考えられる子になっているのが、心の底からうれしかった。

 

でも後日談がありまして…

彼女、答えがでなかったこの問題を「時間があったから!」と家で解いてくれていました(T_T)

 

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お菓子1個60円。

正解にたどり着いています✨

 

彼女の気持ちがうれしくて、大きな〇を書いたら、ニコ~♡と笑ってくれていました^^

その笑顔が見れて本当にうれしかった。

これからも自分のペースでのんびりやっていこうね。

 

教室で待ってるよ。

 

絵が変わる。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

先日、友達が私にとても言いにくそうにこう言いました…

 

「あのさ…前から思ってたんだけどさ…そのマスク、上下反対じゃない…?

 

え?

まじで?

 

半年ちかくこれで歩いてたけど?

 

37歳。マスクの向きを覚えた秋です。

恥っ。

 

さて、どんぐりを解いていると同じ問題や似たような問題が何度か出てくることがあります。

 

ある男の子がこんな問題を解いていました。

「赤亀と青亀と黄亀を1匹ずつ持ったタヌキが日本海を南下しています。亀は全部で63匹いるのですが、赤亀は青亀より18匹多く、青亀は黄亀は丁度2倍います。では、赤亀は何匹いることになりますか。」

 

全体の数と各々の数の違いから、それぞれの数を出す問題はどんぐりによく出てきます。

今まで私が見てきた子たちは、こういった問題の時はだいたい〇で数の違いを描いて、そこから余った数をそれぞれに割り振るというような絵を描く子が多いです。

 

この問題を解いていた子もいつもそのように絵を描いていたので、きっとそう描くのだろうと思っていました。

 

でもなかなか鉛筆が進みません。

絵をじーーーーっと見ています。

どんな絵を描いているのだろうと見てみると、いつものように〇で表したものではありませんでした。

 

まず赤でわーっと塗って、隣に青もわーっと塗ってあるけど、赤より短くしていて、その赤と青の差のところに18匹と書いてあります。

さらに隣に青を2つに割ったものの一つ分を黄で塗ってありました。

それは黄の2倍にしたものが青だというふうにしているんですね。

 

「わ~おもしろい!この子はこれからどういう風に考えていくんだろう!」とワクワクしながら見ていました^^

 

するとこの子はこう言いました。

「赤と青の違いが18匹やけん、63匹から18匹引いた45匹がこの残り…あーそうか。黄の2倍が青なんやけん、赤の18匹引いた残りが青と同じなんやし、そこも黄の2倍ってことやな。やけん、これは黄が5つあるってことや。45を5で割ったらいいわ!」

 

この子…見えている。

倍が見えている。

違いが見えている。

 

形もない、わーっと色を塗っただけの絵から倍を見ることができたのです。

できあがった作品がこちら↓

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この子は倍の問題、数の違いから元の数を考える問題、様々な問題を解いてきましたが、ここにきて、いろんな問題を考えてきた絵がつながってきたのかなという印象を受けました。

だから絵も変わっていくのだなぁと思います。

 

私はどんぐりに出会って3年目、教室を開いて2年目のまだまだひよっこどんぐりさんです。

どんぐりをしてきた子がどのように育っていくのかを知りません。

でも、今まさに目の前の子どもたちがその成長を見せてくれています。

この子たちがどんな風に考えるんだろう、どんな風に向き合うんだろう、毎週ワクワクします。

問題が解けない子の保護者さんは心配でしょうが、大丈夫です。

それぞれ歩みのペースは違うから、ゆっくりやっていきましょう。

 

今教室に来てくれている子がこれからどう育っていくのか、その未来をいつまでも見ていたいなぁ…と思いながら、今日も子どもたちを教室で迎えます。

 

 

 

【教室のご案内】

のんびり学習まるっと

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間   毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05 

       (1クラス90分、最後にゲームタイムもあります♪)

   水曜日クラス   14:00~14:50(年長さん満席)

            15:00~16:30/16:00~17:30(小学生)

  • 対象学年 小学3年生まで(他学年は要相談)
  • 月謝   5,000円 
  • 連絡先  donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 

通信添削コースについてはこちら↓

通信添削コースもございます! - どんぐり倶楽部を大分で

絵を動かす。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

我が家の運動会シーズンも無事終わった途端、ぐっと寒くなってきました。

急いで長袖や上着を出しましたが、暑がり長男、今日の遠足にバリバリの短パン&Tシャツで行きました( ゚Д゚)真夏か…

 

いくら見学遠足でも、お弁当は外の軒下で食べるんやろ?

せめて長ズボンにしたら?雨やし風もあるから絶対寒いよ?

 

って言ったんですけど…

 

「ま、そのときはしゃーない!ってことで♪(^_-)」

 

もう好きにしてくれ。(どうでもよくなってきた。)

 

 

さて、最近の子どもたちをみていてつくづく感じるのが「考えるというのは絵を動かせる力なんだなぁ」ということです。

 

どんぐり倶楽部の糸山先生のインタビュー記事にこんなことが書かれています。

 

どんぐり倶楽部・糸山泰造さんインタビュー その2 【くらすこと】

 

 視覚イメージで考える力を教えてあげれば、誰だってわかる、できるようになるんです。
「わかる」は英語で「I see(私は見える)」っていうじゃない? 
見えるというのは、頭のなかで再現できるということ。
だから言葉を絵図に再現できた時点で、「わかる」まで到達しているんです。
それが「考える」という段階になると、その絵図を動かす、あるいは変形させなければいけないということになります。

 

絵を動かすとはどういう事なのか。

 

例えば、これはある一年生が学校で解いた問題です。

「バスにお客さんが8人のっています。次のバス停で2下りました。バスには今何人のお客さんがのっているでしょうか。」

 

この子はこの問題が分かりませんでした。

だからお母さんが家にあったおもちゃのバスと、紙で作ったお客さんを用意し、実際にこの問題を再現しました。

お母さんが問題を読み、その通りに子どもがバスやお客さんを動かします。

すると、あーら簡単!とできてしまいました。

 

つまり実際の物で自分が動かせると分かるものを、頭の中に絵としてイメージし、頭の中で移動させたり変形させられる力。

これが思考力だなと、最近よく感じます。

 

別のある子は「どちらが何個多いでしょう(少ないでしょう)」という問題に苦戦していました。

学校でも習いましたが、理解できなかったようです。

どんぐりで似た問題を解いた時も、お宝になりました。

 

それがあるとき…

「ざせきにすわっている ざりがには 15ひきです。たっている ざりがにのかずが すわっているざりがにの かずより 5ひき すくないです。では、みんなで ざりがには なんびきいるのでしょう。」

という問題を解いた時、

 

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分かりますか…?

立っているざりがにと、座っているざりがにを線で結んで、5匹残るように描いてくれたのです!!

 

今までは「どちらがどれぐらい多い(少ない)」という問題でも、どう考えればいいのかも分からないという様子だったのが、並べていけば数の違いが見えてくる、だから線で結んでいけばいいというところまで考えられるようになったんだな…と感動した一日でした。

そんな私に彼はニヤリと微笑んでいました(大人だな。)

 

時間をかけながら、自分で絵を動かしていける経験を積む。

学校ではなかなかその時間をとるのは難しいけど、どんぐりの教室ならできます。

改めて、どんぐり倶楽部の魅力を感じる日々です。

 

年長さんも、着々と絵を動かす経験を積んでおります。

「はむすたあけんの じゃんがりあんえきに ばすが 3だい あります。そのうちの2だいが どこかにいきました。そのあと、5だいが もどって きました。さて、じゃんがりあんえきには、いま、なんだいの ばすが あるでしょう。」

f:id:d-time:20201009114044j:plain

 

「ゆうびんきょくから おてがみが にげだしました。みんなで 16まい にげたそうです。いままでに 8まいは みつかりました。では、まだ みつかっていない おてがみは なんまい でしょう。」

 

f:id:d-time:20201009114235j:plain

 

ゆっくり、じっくり、丁寧に。

時間をかけて、みんなのペースで取り組んでいってね。

 

 

【教室のご案内】

のんびり学習まるっと

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間   毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05 

       (1クラス90分、最後にゲームタイムもあります♪)

   水曜日クラス   14:00~14:50(年長さん満席)

            15:00~16:30/16:00~17:30(小学生)

  • 対象学年 小学3年生まで(他学年は要相談)
  • 月謝   5,000円 
  • 連絡先  donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 

通信添削コースについてはこちら↓

通信添削コースもございます! - どんぐり倶楽部を大分で

絵を動かす。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

我が家の運動会シーズンも無事終わった途端、ぐっと寒くなってきました。

急いで長袖や上着を出しましたが、暑がり長男、今日の遠足にバリバリの短パン&Tシャツで行きました( ゚Д゚)真夏か…

 

いくら見学遠足でも、お弁当は外の軒下で食べるんやろ?

せめて長ズボンにしたら?雨やし風もあるから絶対寒いよ?

 

って言ったんですけど…

 

「ま、そのときはしゃーない!ってことで♪(^_-)」

 

もう好きにしてくれ。(どうでもよくなってきた。)

 

 

さて、最近の子どもたちをみていてつくづく感じるのが「考えるというのは絵を動かせる力なんだなぁ」ということです。

 

どんぐり倶楽部の糸山先生のインタビュー記事にこんなことが書かれています。

 

どんぐり倶楽部・糸山泰造さんインタビュー その2 【くらすこと】

 

 視覚イメージで考える力を教えてあげれば、誰だってわかる、できるようになるんです。
「わかる」は英語で「I see(私は見える)」っていうじゃない? 
見えるというのは、頭のなかで再現できるということ。
だから言葉を絵図に再現できた時点で、「わかる」まで到達しているんです。
それが「考える」という段階になると、その絵図を動かす、あるいは変形させなければいけないということになります。

 

絵を動かすとはどういう事なのか。

 

例えば、これはある一年生が学校で解いた問題です。

「バスにお客さんが8人のっています。次のバス停で2下りました。バスには今何人のお客さんがのっているでしょうか。」

 

この子はこの問題が分かりませんでした。

だからお母さんが家にあったおもちゃのバスと、紙で作ったお客さんを用意し、実際にこの問題を再現しました。

お母さんが問題を読み、その通りに子どもがバスやお客さんを動かします。

すると、あーら簡単!とできてしまいました。

 

つまり実際の物で自分が動かせると分かるものを、頭の中に絵としてイメージし、頭の中で移動させたり変形させられる力。

これが思考力だなと、最近よく感じます。

 

別のある子は「どちらが何個多いでしょう(少ないでしょう)」という問題に苦戦していました。

学校でも習いましたが、理解できなかったようです。

どんぐりで似た問題を解いた時も、お宝になりました。

 

それがあるとき…

「ざせきにすわっている ざりがには 15ひきです。たっている ざりがにのかずが すわっているざりがにの かずより 5ひき すくないです。では、みんなで ざりがには なんびきいるのでしょう。」

という問題を解いた時、

 

f:id:d-time:20201009112854j:plain

 

分かりますか…?

立っているざりがにと、座っているざりがにを線で結んで、5匹残るように描いてくれたのです!!

 

今までは「どちらがどれぐらい多い(少ない)」という問題でも、どう考えればいいのかも分からないという様子だったのが、並べていけば数の違いが見えてくる、だから線で結んでいけばいいというところまで考えられるようになったんだな…と感動した一日でした。

そんな私に彼はニヤリと微笑んでいました(大人だな。)

 

時間をかけながら、自分で絵を動かしていける経験を積む。

学校ではなかなかその時間をとるのは難しいけど、どんぐりの教室ならできます。

改めて、どんぐり倶楽部の魅力を感じる日々です。

 

年長さんも、着々と絵を動かす経験を積んでおります。

「はむすたあけんの じゃんがりあんえきに ばすが 3だい あります。そのうちの2だいが どこかにいきました。そのあと、5だいが もどって きました。さて、じゃんがりあんえきには、いま、なんだいの ばすが あるでしょう。」

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「ゆうびんきょくから おてがみが にげだしました。みんなで 16まい にげたそうです。いままでに 8まいは みつかりました。では、まだ みつかっていない おてがみは なんまい でしょう。」

 

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ゆっくり、じっくり、丁寧に。

時間をかけて、みんなのペースで取り組んでいってね。

 

 

【教室のご案内】

のんびり学習まるっと

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間   毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05 

       (1クラス90分、最後にゲームタイムもあります♪)

   水曜日クラス   14:00~14:50(年長さん満席)

            15:00~16:30/16:00~17:30(小学生)

  • 対象学年 小学3年生まで(他学年は要相談)
  • 月謝   5,000円 
  • 連絡先  donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 

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子どもの成長をうばってしまいそうな自分と戦う。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりせんせいです。

 

先週、長男の小学校の運動会が無事終わりました。

そして今週は、幼稚園組の運動会総練習に参加。

来週が本番と、運動会が続きます!

運動会は子どもたちの成長と頑張りに親が楽しませてもらっていて、子育てできて本当に幸せだな~と毎回思います。

来週も楽しみだ^^

 

先日、久ぶりに長男(小3)とおうちどんぐりをしました。

解いた問題がこちら。

「クジラのマッコウ君の今日の朝ごはんは小魚プランクトンです。赤プランクトンと青プランクトンを合わせると 12428匹います。赤プランクトンは青プランクトンの丁度12倍だとすると、赤プランクトンと青プランクトンは各々何匹いるでしょう。」

 

プランクトンは青プランクトンの12倍いるから、12428匹を13で割れば青プランクトンの数が出て、それを12かければ赤プランクトンが出るというところまで絵に描けました。

 

でも、この12428を13で割るのに彼はまだ2桁÷1桁の計算しかしりません。

つまり自力で数を割り振っていかなければならないのです。

まず、100ずつ分けたら全部で1300で、12428から1300引いたら残りは11128で、また100ずつわけると残りは9828になって…これを繰り返していました。

終わりの見えないやり方に彼ははぁ~とため息をついていました。

 

それを横で見ていて思うのです。

「100ずつ分けると時間がかかるから、200ずつにするとか工夫したらいいんだけどな…。」

と。それを口出したい自分がいるのです(; ・`д・´)

教室では絶対に思わない・言わないことを、我が子には思ってしまう難しさ。

 

あかんあかんあかん!

それを考えるのが彼の成長!!と言い聞かせまた見守ります。

 

すると今度は100では割り振れなくなって、10ずつ分けていきました。

そこでまた思うのです。

「10ずつ割り振るのもいいんだけど…いつか半端に残ったときどうするんだろう…。」

 

あかんあかんあかん!

それを自分で気づかせないと!!言葉を飲み込みます。

息子をダメにしそうな自分( ゚Д゚)コワー

 

そんな母を尻目に、長男はちゃんと気づいて最後は1ずつ割り振って「青プランクトンは956匹と答えを出しました。

それを12かい足せば赤プランクトンが出る…でも12回足すのは大変やな~う~ん。じゃあ…2回足したやつを…6回足せばいいな!

 

最後に赤プランクトンと青プランクトンを足して12428匹になるか確かめもするわ!と言って、確かめ計算までして正解にたどり着けました。

 

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大人は先が見えるから「もっとこうしたらいいんじゃないか」とか「こうしたら効率的なのにな」とか、日常においては「寒くなるからこれ着ていきなさい」「そんな風に荷物いれてたら取り出すときに困るでしょ」なんて、子どもたちが上手くやれるように、困らないで済むように、いろいろ口出したくなりますよね。

 

それももちろん我が子を思う故、愛情でもります。

でも、口を出すことで子どもたちの成長を奪ってしまうことも多々あると思うのです(私のように笑)

 

もっと失敗させればいい。

もっと自分で感じて気づいて考えさせればいい。

「この子をどうにかしてあげたい」という気持ちを手放して、一人で歩かせなければ。

 

分かってはいるけどなかなか難しいことです。

 

昨日、通信添削コースのお母さんとそういう話をしました。

お母さんの気持ちが痛いぐらいに分かる。

一人っ子であろうと、多児育児であろうと、男の子であろうと、女の子であろうと、子育てって本当に大変。

一人っ子はその子にずっと向き合ってなきゃいけない。遊び相手がいないからずっと親が相手しなきゃいけない。

兄弟がいると矢継ぎ早にいろんなことが起こるから、こっちは休む間もない。

女の子には女の子特有のお友達問題があり、男の子はもはやコントロール不可能…

 

育児、大変やねん!!

(でもそれ以上に幸せも楽しみも大きいよ♡)

 

だから、全国のどんぐりお母さんお父さん。

私もどんぐりせんせいでありながら、一人の母です。

愚痴りながら悩みながら葛藤しながら、子どもの成長を奪ってしまいそうな自分と戦いながら、少しずつ変われるように一緒にどんぐりを楽しみませんか。

いつでもお話を聞きます。

答えは持ち合わせていませんが、一緒に考えます。

通信添削コース、下記連絡先までご連絡ください。

って最後、宣伝で終わるっていうね。

 

 

【教室のご案内】

のんびり学習まるっと

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間   毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05 

       (1クラス90分、最後にゲームタイムもあります♪現在ともに満席。)

   水曜日クラス開講!

   14:00~14:50(年長さん満席)

   15:00~16:30/16:00~17:30(小学生)

   小学生は1名の空席がございます♪

  • 対象学年 年長さん~小学3年生
  • 月謝   5,000円 
  • 連絡先  donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 

通信添削コースについてはこちら↓

通信添削コースもございます! - どんぐり倶楽部を大分で

 

 

どんぐりっこっは「あと伸び」します。

こんにちは。のんびり学習「まるっと」どんぐりさんです。

 

さて、今日はある子の成長をおきたいなと思います。

 

体験に来たときはまだ年長さんの2月で、おとなしめの印象でした。

それから去年、1年生になって教室に通い始め、最初はのびのびと大きな絵をかいてくれていました。

でも、それから絵が変わりました。

楽しそうに描いていた絵が雑になり、鉛筆でぐしゃぐしゃ~みたいな時もありました。

言動も変わりました。

お母さんともいろいろお話をして、その子をとりまく環境もすこしずつ変わりました。

するとまた絵が戻ってきました。

表情も変わりました。

素直で活発でいつもケラケラ笑うようになりました。

 

でも、なかなかどんぐりは進みませんでした。

問題の1文を1時間考えて終わることもありました。

お母さんも心配されたかもしれません。

でも、「このままでいいです。彼女は自分で考えています。じっくり待ってください。」と言いました。

その子も「みんなより遅れている…」と気にするようになりましたが、お母さんも私も「このままでいいよ。ゆっくりやっていこう。」と言い続けました。

 

その後も時間はかかりながらも着実に進めていけました。

すると今年の7月ぐらいから「問題の理解が早くなったなぁ」と感じるようになりました。

間違えていても、絵を見せながら「あ、これ違う!直してくる!」と気づくようになりました。

 

その子が先週筋肉豆腐の問題に初挑戦しました。

「朝早く目覚めたハム次郎は、どういうわけか、突然もっと筋肉を付けようと思い、どうしたら筋肉が付くのかを色々と調べました。その結果、筋肉豆腐の半分が蛋白質で、その蛋白質の半分が筋肉になることをつきとめました。では、100gの筋肉を付けるには筋肉豆腐を何グラム食べるとよいでしょうか。」

 

初めての子はみんな「え?」「ん?」と悩むこの問題。

この子も悩みました。

でも考えていることを聞くとちゃんと考えられていたので、

「じゃあ、その頭の中で考えていることをひとつひとつ絵に描いてごらん。ここが25gで~って思うなら、ここが25gなんだって分かる絵にしてみて。」

それだけ言いました。

 

そしてでき上がったのがこの作品。

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1つ100gの筋肉豆腐なら、筋肉になる蛋白質は(1/4)は25gで、残りの蛋白質も25g。

その筋肉豆腐なら4個たべればいい!

 

2年生でここまでの思考ができるようになったんだなぁと、いろいろあったこの1年半を思い出しながらちょっとウルウルきてしまいました。

 

そして、この子がどんな状況でも「大丈夫。大丈夫。ゆっくりやればいいよ。」といつも声をかけてくれるお母さん。

お母さんが焦らず待っていただいたことが、この子の成長には大きかったなぁと側で見ていて感じます。

 

 

どんぐりの体験に来てくださった方にはいつも「どんぐりはあと伸びする学習方法です。」とご説明しています。

 

低学年のうちは、計算が早いとか、間違えずにできるとか、漢字を知っているとか、そういう子がテストの点もいいし、「勉強についていけている」ように見えます。

でも、学年があがるにつれ思考力をとわれる問題になってきたとき、そういう計算とか漢字ばかり強化してきた子は太刀打ちできなくなります。

 

どんぐりは解いたところで、明日のテストで100点取れるわけでもなければ、すぐに成績が上がるわけでもありません。

「じっくり・ゆっくり・ていねいに」考えることを大事にしているので、教室の子たちは計算は結構遅いです。

実際に計算カードに悩まされる低学年の時期に、保護者さんからの相談が多くなりますが「ゆっくりやってください。」「ちゃんと指を使って目で見てください」「計算カードをするなら全部じゃなくて『今日は5問でいいから、ゆっくり指を使ってイメージを残そう』というふうにしてみては。」というような、学校とは真逆のアドバイスをします(笑)。

 

でも、どんぐりでじっくり、ゆっくり、丁寧に自分で考える経験をしてきた子たちは思考力を問われる問題になればなるほど、伸びていきます。

 

・算数イヤイヤってなってたのに、突然できるようになった。

・国語は安定して解けている。

・算数のテストで計算以外にも考えたことを書き込んでいっていたら、先生がそのテストをほめてくれた。

・算数テストの最後の問題、一番難しいやつ、クラスで俺だけ解けたんで!

 

こんな声が教室に届いています。

 

この筋肉豆腐を解いた子も「漢字が全然覚えられていないんです…」と1年生の終わりに言っていたのに、2年生になって全く間違えないようになったようです^^

 

「あと伸び」する子どもたちを支えるにはやはり、いい時もそうでないも「大丈夫。大丈夫。ゆっくりやっていこう。」と声をかけられる保護者さんの「待つ」力は大きいなぁと思いました。

 

でも、お母さんだって「大丈夫。大丈夫。」と言いながらも心の中では不安かもしれない。

そういうときはいつでも私に言ってください。

私がじっくりお話を聞きます。

一緒に考えていきましょう。

 

 

これからも

「大丈夫。大丈夫。ゆっくりやっていこう。」ね。

 

 

 

【教室のご案内】

のんびり学習まるっと

  • 場所   大分市賀来新川公民館
  • 時間   毎週土曜日 9:00~10:30/10:35~12:05 

       (1クラス90分、最後にゲームタイムもあります♪現在ともに満席。)

   水曜日クラス開講!

   14:00~14:50(年長さん満席)

   15:00~16:30/16:00~17:30(小学生)

   小学生は1名の空席がございます♪

  • 対象学年 年長さん~小学3年生
  • 月謝   5,000円 
  • 連絡先  donguritime.oita☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 

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通信添削コースもございます! - どんぐり倶楽部を大分で