のんびり学習まるっとの「まるっと」って?
こんにちは。のんびり学習まるっとです。
前回の記事からかーなり期間が空いてしまいました(*´Д`)
ブログの記事はなかなかアップできていませんが、この秋調子乗ってInstagramなど始めてみました。
のんびり学習まるっとには、算数の文章問題を絵に描いて自分で考える「どんぐりタイム」と、「BBえいごタイム」という英語の教室、2つのコースを設けています。
これまでFacebookではそれぞれの様子をお伝えしてきましたが、このInstagramではどちらの様子もご覧いただけます!
よろしければ「#のんびり学習まるっと」で検索してみてください^^
さて先週、その「BBえいごタイム」ではHalloweenLessonを行いました♪
お顔を隠さないといけないのが残念なぐらい、かわいい、そしておもしろい仮装がたくさん♪
Lessonの内容はインスタやFBにあげていますのでそちらをご覧ください。
「どんぐりタイム」でも「BBえいごタイム」でもそうですが、教室のイベントには保護者さんにも来ていただけるようお願いしています。
保護者さんに来ていただくのは、普段の様子を見てもらう参観の意味もあったり、いつもなかなかゆっくり話せないコミュニケーションの場だったりという目的もあるのですが、一番は「大人たちの笑顔の中に子どもたちが居る」という教室の想いを形にしたいという部分が大きいです。
こういうイベントに来ていただくと、保護者さんは終始ニコニコされています。
ケラケラ笑われています。
そんな大人たちの笑顔に包まれて子どもたちはそこに居てくれます。
このHalloweenLessonだと、他の子の親御さんに「この衣装いいね!」と言ってもらえたり、ゲームで勝って「おめでとう~!」と言ってもらえたり、笑顔でやりとりしながらtrick or treatしていたり。
終わってからも「楽しかったね~」とお子さんと笑顔で帰ってくれます。
家に帰ってからも「こんなことがあったね」「あれはこうだったね」と盛り上がってくれているようです。
「のんびり学習まるっと」という教室名につけた「まるっと」には様々な思いを込めていますが、一つには「教室に関わる大人が一つに丸くなって、その中に子どもたちが安心して居る」というイメージを込めています。
いろいろあるけれど、きっと大人達が笑顔だったら、子どもたちは安心できる。
子どもたちの心の安心がなければ、学ぶことに集中できない。
心の安心がなければ、そもそも学ぶ意欲なんて沸かないんじゃ?と私は思っています。
あくまで私の考えですが。
だから教室に関わる大人達全員が互いに優しい気持ちで見守り、教室の子どもたちみんなが安心できる場所でこれからも学んでほしいなと思います。
そんな思いが体現できた素敵なHalloweenLessonになりました。
保護者のみなさんにはいつもご理解、ご協力していただき本当に救われています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもどうぞ、教室と子どもたちをよろしくお願いいたします。
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「いろんな1年生がいたっていいじゃん。」
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
ここ2週間で2組の体験さんがいらっしゃいました。
お一組は生徒さんからのご紹介。
小5と小1のお子さんです。
最初は緊張しながらも、最初の読み聞かせに関心を持ってくれて、どんぐりの問題設定にもクスクス笑い、素直に解いてくれました。
もう一組はおうちですでにどんぐりをされているというご家庭。
進め方など今後のことをご相談に来られました。
体験にはご家族で来られる方もたくさんいらっしゃいますし、
親御さんにもどんぐりを解いていただきます。
その後、教室やお子さんのことを時間の許す限りたっぷりと面談します。
その中である方と同じ一年生を持つ親同士として雑談していたところ、こうおっしゃいました。
「(教育サービスを提供する大手の会社が)宣伝する『かっこいい1年生になろう』っていう言葉。だんだん腹立ってくるんです。いろんな1年生がいたっていいじゃん!て思うんです。」
私は結構この言葉にぶちぬかれまして…笑
あれからもずーっと胸に響いているのです。
ほんと。
かっこよくなくてもいいじゃんね。
そもそもかっこいいって何だ?
それを1年生の子どもに求める大人は、かっこいい社会人で、かっこいいお父さんで、かっこいいお母さんなのかな??
最近いろんなお子さんのご相談を受ける機会が重なりまして、自分の子育てで考えるタイミングもあり、子どもたちの置かれている環境を自分なりにいろいろと考えています。
よく学校で「授業で積極的に発表しよう!」という声かけや、発表した回数を記録させたり点数化する取り組みがあるじゃないですか。
発表してくれるほうが積極的で授業も盛り上がりますし、保護者さんだってわが子が何も言えないより、発表できるほうが安心しませんか?
でも…ひねくれている私はこう思っちゃうのです…
そもそも、そういう先生や保護者さんは、会議で活発な意見の出し合いができてるん?
会議でだんまりして、あとでぐちぐち「こうじゃないかと思ってた」とか言ってたりせんの?
講座や講習受けて『誰か感想教えてください』って言われたときに、全員挙手してる?
たぶん、してない方のほうが多いんじゃ?
もちろんしてる方はいらっしゃると思います。
子どもにいろいろ求める割に、そういう大人はどうなんだろう、といつも考えています。
発表ができる子はそれでいいし、できない子だって書かせればとても素敵な意見や考えを表現できる子だってたくさんいる。
発表も考えを書くのも苦手な子もいるけど、1対1で話を聞くとしっかりとした考えを伝えられる子もいる。
思いを言語化できない子は時間をかけてゆっくり育てていけばいい。
いろんなお子さんの相談を受ける中で、やはり私の最初の一言目は
「まずはお子さんの気持ちに寄り添ってみませんか?」
「こうあってほしい」「こうだといいな」そういう気持ちは、親や先生ならもちろんあると思います。
でもそれはこちらの一方的な思いや理想であって、
大人も子供も立場が違うだけで同じ一人の人間と人間。
対等な関係であることは忘れていけないかなと。
ちゃんと気持ちに寄り添って、どんな子もそのままでいいよと認めてくれる教育だったら、もっと子どもたちは伸び伸びと、自分なりに学習に向き合えるんじゃないかなと思うのです。
そんな私もまだまだ子育てで間違えることもありますが、ときどきはこうして自分の考えを深め、振り返らないとなぁと思いました。
体験に来てくださった2組のご家族さん。
たくさんの気づきを与えてくださり、ありがとうございました。
これからも「子どもたちの気持ちに寄り添える」よう、私も丁寧に見ていきたいと思います。
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できることから。わかることから。
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
もう9月!
夏休みも終わ…っていません。
いや、正確には終わっているのですが。
ここ大分市はコロナ感染拡大のため今週、来週と分散登校で学校に行くのは週に2回。
給食を食べたらすぐに帰ってきます。
夏休みがずっと続いているような状況です。
ふぅ~~~~~~~。(いろいろ察してください( ;∀;))
そんな中ではありますが、保護者さんの意見もお伺いし、感染対策に気を配りながら教室は続けております。
先週の教室で、私が子どもたちに何度か言った言葉があります。
それが
「分かることから絵にかいてごらん。できることからやってみよ?」
24匹のお魚を赤、青、白の3つのグループに分けるという問題を解いていた小1のМくん。
最初はどうしたらいいかな~と悩んでいましたが、そのうち指をつかって一生懸命数を数えていました。
それでもなかなか答えはでません。
M君にどんなこと考えていたの?と聞くと
「24匹を三つに分けてたけど、なかなか答えがでない。」と言います。
「じゃあ分かることから描こうか。M君、今何が分かってる?」
「お魚が24匹いる。じゃあそれを描く!」
すると24匹描いた上に、さっさと三つのグループに分けているではありませんか笑
「絵に描いたらわかったよ」とМ君。
指を何回も数えてもできなかったことが、絵に描くとスラスラ手が動く。
指を数えるのももちろんいいけれど、指だと24本はイメージが残らないから答えがつかみにくい。
だから、わかっていることをまずは丁寧に絵に描いて、絵を見て考える。
大事です。
もう一つ。
小3の二人のℍちゃん。
同じ問題で悩んでいました。
2MX42
「ゆっくり君の家からチュー助の家までは150cm離れています。ゆっくり君は1cm進むのに1分かかります。今日は、途中の公園とお花畑で30分ずつお休みしてチュー助の家まで遊びに行きます。お昼の12時までに、チュー助の家に着くようにするには、何時何分までに自分の家を出ればいいでしょう。」
2人のHちゃん、頭の中で考えていて、全く手が動きません。
話を聞くと、一人のHちゃんは考え方はわかるけどどうやって絵にすればいいか悩んでいるとのこと。
でも話しているうちにふと
「150cmだから10分で10cmで、10をかいていいって、それを60のまとまりにしたら1時間になって…」
おお!じゃあそれを絵にしてみよ!
できることからやってみて!
もう一人のHちゃんは何から考えればいいか分からない、とのこと。
どんなことが分かってるの?と聞くと、問題を自分なりに説明してくれます。
問題は理解している、じゃあ次にその問題から何が分かる?と聞くと
「150cmで150分…か…。」
おお!じゃあ分かってることから絵にしよう!
その後二人ともそれから先はスラスラ鉛筆を動かし、正解までたどり着きました。
私はこの子たちにしたことは、問題のヒントを与えることでも解き方を教えることでもなく、
一人一人を観察し、話を聞き、そしてできることから、わかることからやってみよという声かけです。
失敗したらどうしよう、間違えてたら…という不安な気持ちから、なかなか絵に出来ない子もいます。
でも聞いてみるとしっかり考えられているから「できることからやってみよう」と声をかけてそっと背中を押します。
絡まった毛糸玉のように考えが動かない子がいます。
でもその子も考えられないわけではなく、話を聞いていくうちにそのガチガチの毛糸玉から一本糸がすっとほどけていって、あとはコロコロ転がって簡単にほどけていくこともあります。
絵に描けない。
問題が解けない。
考えられない。
きっとそれぞれに背景があり、理由があります。
だからその子にどんな背景があるのか、その壁は何なのか、どんな風にその子に寄り添えるのかを考えるようにしています。
まだまだ修行不足で、反省も後悔も多々ありますが…。
そして
できることからやってみる。
分かることから考える。
こんな言葉がいつか子どもたちに響いてくれたらいいなぁと思います。
2学期もみんなとどんぐりを楽しむぞ!
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絵本の世界を味わおう♪クッキーでつくる「ミリーのすてきなぼうし」
こんにちは。のんびり学習まるっとです。
ここ大分県は長雨続く夏休み。
3人の息子たちは5分に一回ケンカと仲直りを繰り返し、マクドナルドに行っては兄2人が「どちらのポテトがカリカリか」を見せつけてにらみ合い、その隙に3男が二人のポテトを盗み食いするという夏休みを過ごしております┐(´∀`)┌ヤレヤレ
そんな中、教室の子どもたちとこんなイベントを開催しました。
絵本の世界を味わおう♪
クッキーでつくる「ミリーのすてきなぼうし」
大分市の2年生は、国語の教科書に「ミリーのすてきなぼうし」という作品が出てきます。
このお話の中で主人公のミリーは次から次に「想像の帽子」をかぶっていきます。そして周りの人たちもそれぞれ素敵な「想像の帽子」をかぶっているんだと気が付きます。
この本を題材にして、自分の「想像の帽子」をクッキーでつくっちゃおう!という企画です^^
今回、大分市内でお菓子教室「Au Bon Coeur」を主宰されている安部さんを講師としてお迎えしました。
安部さんのお菓子はどれも丁寧に作られていて、ホッとするお味で私も大好きなんです^^
イベントに出店されるとあっという間に売り切れてしまう大人気の先生です♡
安部先生のご指導のもと、生地作りからスタートです。
こちらはまるっとの英語教室「BBえいごタイム」に来てくださっている生徒さん。
バターを練りながら「Betty Botter bought some butter!」と、うちで使っているBBカードのセンテンスを叫んでいたそう笑
こちらは女の子テーブル。
普段仲良くしているのに、今日は全くしゃべりません。
みんな自分の作業に夢中で「しゃべる余裕ない」とのこと笑。
そして家で作ってきてもらった帽子の型を生地にのせて、ナイフで切っていきます。
1年生もお母さんと一緒に頑張りました✨
一人で参加していた小1の女の子は少しだけお手伝いながらも、ほぼ自分の力で形を作りました。
男の子たちのクッキーには自分たちの「好き!」がたっぷり詰まっていました♪
余った生地で他にも作品を作っていました。
そしてオーブンで25分ぐらい焼いたら完成です!
子どもたちのアイディアがたっぷりつまったオリジナルクッキー✨
それぞれの個性が光っています!
発色もいい!
大きな恐竜のクッキーは天板に入らずどうなるかと見ていましたが、さすがは安部先生。鉄板をひっくり返して焼くという発想で焼き上げてくださいました。
お母さん達のサポートのおかげで無事終了。
クッキーは持ち帰ってもらいました♪
持ち帰りながら早速車の中で食べた子。
お家に帰ってすぐさま食べた子。
バターが嫌いだったけれど、自分が作ったバタークッキーでバターを克服したという子笑。
食べたいー!でも可愛くて食べれないー!としばらく置いていた子。
お父さんが帰ってきて家族みんなで食べた子。
そしてミリーのように帽子にしてくれた子。
どの子も笑顔いっぱい♡
クリスマスツリーを作った男の子は、帰りの車の中でまず最初にお母さんにプレゼント型のクッキーをあげたそうです。
そしておじいちゃんちで作り方を1から教え、家族のみんなにクッキーを分けてあげました。
自分が食べるつもりだったツリーのお星さまを弟くんがどうしても欲しいとせがむので、仕方なくあげて、嬉しそうに食べる弟くんを優しく見ていたそうです。
「今日一日で楽しそうな姿、かわいい姿、優しい姿、たくさん素敵なところが見えました。」
とメッセージを下さったお母さん。
どんな帽子を作るかという準備から、クッキー作りのワクワク、そして終わってからもそれぞれにそのストーリーがあったことが嬉しかったです。
のんびり学習まるっとの「まるっと」には二つ思いを込めています。
一つは、どの子もそのままでいいということ。
その子に足したり引いたりしなくても、ありのままのその子を「まるっと」受け止めて、その子のペースで学んでほしいという思いです。
二つ目は、そんな子どもたちを、教室に関わってくださる保護者さん(大人たち)みんなが子どもたちを「まるっと」包み込むように、笑顔で見守ってほしいという思いです。
大人たちの笑顔の中に、子どもたちが安心して居てほしいのです。
このクッキーイベントはその2つ思いが現れた、素敵な企画になったなぁと思います。
講師を快く引き受けて下さった安部先生、そして当日たくさんお手伝いしてくださった保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
今はコロナ禍の中にいますが、これからも子どもたちのためにできることを自分なりに形にしていきたいと思います!
☆教室に関することはこちらからどうぞ☆
「まずは自分で考えて作ってみて」と言ったら途方に暮れた子の話。
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
大分県は夏休みに入りました!
息子が終業式から帰ってきた日
「ただいまー。お母さん、今から玄関に入ったら…ここから…俺の夏休みだー!せーの!」
とビッグジャンプをして玄関に入ってきました。
かわいいやつめ。
こっちは戦の始まりじゃ( ゚Д゚)
さて教室では1学期の終わりにお楽しみ会をしました♪
小学生になった1年生、新しい環境になった進級生、みんなみんな1学期よく頑張ったね!の気持ちを込めて、学期ごとにお楽しみ会を開催しています。
まずはじゃんけんゲーム。
勝った子は負けた子からコインを1枚もらいます。
なんだかどんぐり2MXのおおかまきりこさんとカメムシはなこさんの綿菓子の問題みたいですね^^
続いてはフルーツバスケットやハンカチ落とし、ボールゲームなので楽しみ…
最後はみんなでゴム鉄砲を作り、的あてをしました。
ゴム鉄砲は年長さんでも使えるようにこのサイトからお知恵を拝借しました。
が、その前に私はこう言いました。
「今からゴム鉄砲作るよ!材料は割りばし1本と、輪ゴム1個と洗濯ばさみ1個だけです。割りばしは割りません。さぁまずは自分で考えて作ってみて!」
みんな「えー💦」と言いつつ早速組み立てます。
割りばしを立ててみたり、ゴムを巻きつけてみたり、指もつかってゴムを飛ばしてみたり、ゴムをねじって2重にしたり。
「先生見てー!これどうー!」
「できたできたー!」
どんどんゴムを飛ばします。
でも、その中に一人途方に暮れている子がいました。
「は…そんなんできんし。うち、こういうの無理。」きっとそんな風に思っているんだろうなーというのが態度で分かります笑
あえてしばらく放っておきました。
その子はどんどん手を動かしているお友達を見ています。
どんどん猫背になっていきます。
でも…しばらくするとすこーし手が動き始めました。
周りの子を見て焦り始めたのでしょう。
すると「…こうしたらいいか。」「あーこれじゃ無理か。」と言いながら、最後に自分なりのゴム鉄砲を完成させました。
「先生見て!飛ばすよ!ずっと見ててよ!」
10分前の猫背の君はどこにいったんだぃ?と思うほど、生き生きとした彼女がそこにいました。
そのあと私が作り方を教え、チームに分かれて的あてゲームです。
するとその子は「ねぇ、先生から教えてもらったやつじゃなくて、自分が作ったやつ使ってもいい?あっちのほうが飛ぶんだけど!」
いいよいいよ、気に入ったのね^^
彼女はそれから打ち方や角度、狙う場所も研究し、彼女のいたチームは圧勝したのでした。
最後に「千本くじ」。
ゴム鉄砲の彼女はちゃっかりあたりを引いて鼻高々で帰りました。
「もーやっぱさぁ、先生のやつじゃ威力が足りないよ。的を倒すには正確さだけじゃなくて、パワーも大事でしょ。私の作ったやつはさー…」と、自分が作ったゴム鉄砲の解説を饒舌に語っていた彼女。
(お家でもゴム鉄砲の威力とくじ運についてノンストップで語っていたそう笑)
そうそう。
大人が用意したものなんて簡単に飛び越えちゃえばいいんだ。
君たちはもっともっといろんなことができるよ。
子どもたちの考えるきっかけや時間を奪わないように、これからも私は環境を整え見守ることに徹したいと思います。
1学期の最後にいい時間が持てました^^
さぁ夏休み!存分に自分の時間を楽しんでね~!!
☆教室に関することはこちらからどうぞ☆
子どもがテストで40点取ってきました。
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
もう7月!
子どもたちは夏休みのカウントダウンを始めています。
私には恐怖のカウントダウンですが…笑
最近学校のお勉強についてご相談を受けることが多いです。
「割り算が苦手」
「2年生になって急に算数のペースが早くなってついていけてない」
「漢字テストですごい点数取ってきました」
「どんぐりしているのに、読解力のテストが全然できていなかった!」
などなど。
その都度いろいろご相談にのらせていただいておりますが、今日はテストについての私なりの見解を書いてみたいと思います。
これはあくまでも「私の」見解です。
ご参考程度にお読みいただけると嬉しいです。
私は基本的にテストの結果に一喜一憂しません。
いや、たぶんどんぐりを知る前の私だったらそうはいかなかったなと思うんですけれど、どんぐりを知った後の今の私は全くそういう気持ちがなくなりました。
以前息子がテストで40点を取ってきました。
点数だけ見ると「やば!」となりそうですが笑、テストで大事なのは「何が理解できていて、何が理解できていないか」を確認することだと思います。
だから、点数で慌てる前に内容を確認します。
見ると2問しか間違えていません。
配点1問30点。
配点大きすぎる笑。
そもそもそこまでして点数つける必要あるのかな?
だいたい、小学生、特に低学年の配点って1問20点、25点などと配点が大きくて、1問でも間違えると点数がごっそり引かれてしまうので、点数に捕われないことは大事だと思います。
↑
意外とこの配点に気づいてなくて点数だけ見てうろたえている保護者さんは多いですね。
話を戻します。
息子が間違えたその2問を見ていると、答えはあっているけれど「答え方」が間違っていました。
解答欄が「( )こと。 」になっていたら、~こと、に続くように書かなくてはいけないところを「こと」まで( )に書いていたので×になった、というわけです。
こういう間違いはよくあることですね。
だから、考え方はあっているけれど、学校のテストはこういう風に書かないといけないんだよということを説明して、「こういう間違いはよくあるから徐々に分かればいいよ~」とだけ言いました。
余談ですが、こういう説明をするときもテストに書き込みながら、目で見て分かるように説明しています。
どんぐりを知って以来「目で見て分かるように」書いて説明するというのは私の癖になりました( *´艸`)
そしてまた別の日、もう一人の息子が理科のテストで100点を取ってきました。
でも、私からするとそのテストは70点でした。
そのテストは漢字間違いが4つあり、今までの先生なら×にされて70点になっていたところを、その先生は訂正した上で〇にしてくれていて100点にしてくれたのです。
みなさんはどちらの先生がいいですか?
今後また間違えないために×にしてほしいという考えもあると思いますが、
私は小学生のうちは間違いを指摘したうえで見逃して〇にしてくれる先生の存在はありがたいなぁと思いました。
そのほうがきっと子供は勉強が楽しいだろうから。
テストに点数がついてしまう以上、70点だ~と落ち込んでしまうよりは、見逃してもらって100点でした♪(・∀・)ニヤニヤと笑っている子のほうが、勉強に対して前向きになれるんじゃないかなぁと思うのです。
ま。 これもどこかで線引きが必要かとは思いますが。
ちゃんと×にてくれ! という考えもごもっともだと思いますから、何を望むかの違いですね。
で、その間違えた漢字4つは時々家で確認しています。
時には紙にでかでかと書いてもらったり、背中に書いて伝言ゲームにしてみたり、尻文字で書いてみよとか笑
とにかく楽しく!
勉強=机の上、ではなく、様々な経験と紐づけて覚えたり理解すると記憶に残りやすいような気がしています。
それえと、私がテストに一喜一憂しない理由がもう一つあります。
私、小中と本当に勉強ができませんでした。
本当に。
親、よくこんな私を心配しなかったなと思うほど笑
(「まぁ元気があればなんとかなるでしょ。 」と思ってたらしい。 猪木なの? )
だから、息子たちのほうがあの頃の私に比べたら断然勉強できているので「私が言えた口じゃねぇ」というのもあります( ;∀;)アハ
でも、だからこそ「勉強できない子」の気持ちがよく分かるのです。
勉強が分かっていたら、あの頃の私ももう少し自己肯定感高めにいれたんじゃないかなぁ… と今思ったりもします。
そういう経験があるので、勉強で困っている子供たちは放っておけないし、
今できなくてもできるようになるから自分のペースで取り組んでごらんと励まし寄り添っていたいです。
話を戻します。
こんな風にですね、テストは「できること・できていないこと」「理解していること・していないこと」を確認して、できていないところはフォローしてあげればいいだけの話だと思っています。
学校版お宝帳も引き続きつくっています。
これは本当にいいよ~!
じゃあ「できないこと」「わからない」ことはどうすればいいの!? そんなお困りごとはいつでもご相談ください。
一緒に考えていきましょう。
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どんぐり息子とその母の4年目の話。
こんにちは。
のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
毎年6月は息子のことを書いています。
長男が1年生の6月に私は「どんぐり倶楽部」という存在を知りました。
そこから私と息子たちのどんぐりは始まりました。
そこで毎年6月に息子どんぐりのことを書いています。
長男小4はどんぐりを始めて丁度3年経ちました。
今4年目です。
現在3MX中の彼。
本当は週に2問解いていきたいところですが、私も働いているし、本人もやりたいことがいろいろあるのでなかなかその時間が難しく週1問がいいところです。
この3年を振り返ると小2~3ぐらいで解いたどんぐりが本人は一番難しかったと言っています。
お宝もたくさんたまりました。
特に大きな数を分けるということがなかなかできず、そういった問題は苦手意識も強くなりました。
それでも手を動かしていくと「あ、こういうこと?」と見えてくる瞬間があり、それが「あ!分かった!できた!」に繋がるまでおそらく半年以上はかかりました。
その時の彼の笑顔はもうキラッキラで、逞しさを感じます。
先日彼が解いた問題がこちら。
3MX64
「マッコウクジラのマッコー君とザトウクジラのサットー君が片道50000kmの太平洋横断競争をしました。マッコー君は1時間に100km、ザットー君は1時間に60km泳げるとすると、ゴールにたどり着く時間の差はどれぐらいになりますか。」
50000kmという大きな数。
さらに往復なので50000×2で100000kmで考えなければなりません。
時速100kmのマッコー君の時間はすぐに出ましたが、時速60kmは半端な数なので苦労していました。
それでも最後99960kmは1666時間というところまで分かり、残り40kmはどうするのかなと見ていると、
「これはもう簡単。最初どうすればいいかなーと思って、とりあえず1時間は60分やけん、60分で60kmって書いとったんよ。やけん、1分で1キロやろ?これ書いたけど使わんなーって思っとったけど、これが今使える。残りの40kmは40分!ザットーくんは1666時間40分やな!」
私があっけにとられている間に答えが出ておりました。
字が雑でさらに写真だと小さくて見えにくいのですが…。
(真ん中の下のほうにある黒い影みたいなやつは「心霊写真」らしいです。)
この問題、2日かかりました。
1日目に1時間。2日目に1時間半ぐらい。
休み休みしながら解いているのでずっと集中しているわけでもないのです。
それでも投げ出さずにじっくり取り組めるのは、3年間「早く計算ができるように」とか「はやくはやく」を求めずどんぐりをゆっくり解いてきたからかなぁと思います。
(でもお風呂の時は「もぉ!早く入ってー!」って言ってしまう)
お次は小1になった次男。
次男は年長さんから始めました。
とはいえ、なかなか時間が取れず、1か月に2~3問気が向いたときにだけ解いてきました。
小学生に上がってからは、毎週教室で2問、いいペースで解いています。
やはり小学生から始めた長男と違って、次男のほうが言葉の理解や「~こずつ」や「1回につき~」などという用語をイメージできる力はついているなぁと思います。
0MX 69
「てっぺんにはんぺんがついているおでんの串を30本買いました。
毎日5本ずつ食べるとすると 何日で食べ終えることができるでしょうか。」
(この問題を解くとほとんどの子が「はんぺんって何?」って聞いてくる笑)
最近よく考えるのが「息子たちと私とどんぐりの距離感」です。
私はどんぐりをいいと思っているし、息子たちも1度もやりたくないとは言ったことはないし、どんぐりをすることが日常の一部になっています。
でも、「やりたくないならやらなくていいよ」と思うけれど、「やってほしいな」という下心はあります(正直)。
私は良くも悪くも自分の思いに突っ走ってしまう癖があるので笑、どんぐりをすることが強制になってないかなぁとぼんやり考えることがあります。
それはどんぐりだけの問題ではなく、親の価値観のもとで子供は育っていくわけだから、親の思いが押し付けにならないよう、バランスを取ることを最近は意識しています。
幸いにも息子たちは「どんぐりは好きだし、お宝になったときはガーンって思うけど、やるのは楽しいよ♪」と言ってくれるので、とりあえずは続けられそうです^^
長男とのどんぐりタイムもあと3年。
次男はまだ始まったばかりでどこまでできるかな。
三男は4歳児なのに未だに2歳児さんと間違えられるほど幼いので笑、未知の世界。
子どもたちが育っていくにつれ手を離し、目を離し、思いを離し…。
いつか離れていくからこそ、今一緒にどんぐりを楽しめている時間を温かく見守りたいと思います。
読みいただきありがとうございました。
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