のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

試行錯誤 その2

こんにちは。どんぐりせんせいです。

 

朝、「重い…」と思って目覚めると、下の子二人に馬乗りにされてました。

からしんどい!!

 

先日、試行錯誤その1という記事を書きましたが、今回はその2。

うちの長男くんの話です。

 

フンコロガシの問題です。

ウンコが 18個 山に なっています。 そこへ、フンコロガシが3匹 やってきて

3こずつ ウンコを もっていきます。 ウンコを みんな もっていくには

なんかいづつ かよわなければ いけないでしょうか。

 

彼はこう描きました。

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左ページが最初に描いたもの。

はっきり言って、よく分かりません(笑)

 

頭のなかではイメージできてそうだけど、絵はごちゃごちゃです。

そして彼はこう言いました。

 

「これじゃ分からない!!」

 

よく気づいた!(笑)

 

そして描きなおしたのが右ページ。

18個、丸をちゃんと描いて、色分けしながら、これが1回目、これが2回目と数字もちゃんと書き込んでいる。

 

こういう風に、自分で気づいて、自分で考え、やり直すようになるまで、彼は8か月かかりました。

もともと雑な部分があり、勢いでがーーっと描いてしまう癖があるので、数え間違いしてたり、どの線がどのことを指しているのかが分からなくなっていたり。

 

でも、どんぐりは描き方を教えません。

自分で気づくまで待ちます。

 

ただ、添削するときに、「数えてみて。合ってる?あってないよね?どうしてだろう?」などと、考えてもらうことはあります。

 

「あー雑にかいとるけんやー」と気づきます。

でも、また雑に描きます(゚Д゚;)

 

それを「ほらぁ!またそうやって描いて!分からんなるやろー?」とは言いません。

きっと、どんぐりを知る前の私なら言ってましたが(笑)

 

 

失敗させて、たくさん失敗させて、やっと気づくタイミングがある。

そのタイミングを、じっと待つ。

それも、どんぐりせんせいの大事なお仕事だと思っています。

 

さぁ、次はどんな風に描いてくれるかな。

 

また雑な絵に戻ってるかな?(笑)

 

それもそれでよし!