のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

1つにしばられない。視点を変える。〜恐竜クラブで見えたこと〜

こんにちは。のんびり学習まるっとです。

気づけばもう12月!
教室としてはイベント盛りだくさんな時期です。
最後のクリスマス会まで突っ走りますっ

さて、そのイベントの1つ、秋に発足した「子どもクラブ」の中にある恐竜クラブさん達が先週末活動を行いました🦕

7名の恐竜好きさんが集まったこの日。
今回の活動は「恐竜バトルカードを作る!」です。

HPと防御力と攻撃力のポイントをつくって…などと最初にどんなカードを作るか話し合い、製作に2時間かかりました。
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そしてルールを決めるときここでちょっと言い争いが。

自分が考えてきたルールが相手に伝わらなくてイライラ…

相手の言っていることが分からなくてイライラ…

ルールがある中で遊ぶのではなく、
そのルールを1から子どもたちが作っていくので

思いの方向性が違ったり
伝える力にも差があったりで

なかなかうまくいきません。

子どもクラブは年長さんから高学年までいるので、みんながみんな同じことが分かるわけでもなく、
子どもたちそれぞれが活動に求めるレベルも違います。

話し合いが膠着状態にあったので、
ちょっと助け舟。

お互いの気持ちを汲み取りながら、じゃあこんな風にするのはどう?と折衷案を提案しました。

一人はいいね!と言い、
一人はいいけど…とちょっと納得していない様子。

どうやら彼はもうちょっと難しいルールにしたかったようです。

そこで私は思ったのは

「ルールを1つにしようとするからうまくいかない」


ということ。

みんな一律に同じことをしようとするから不満が出る。
だれかがついて行けなかったり、我慢しなければいけなかったりするのでは。

「じゃあゲームをする人どうしでルールを変えるのはどう?
簡単にHPのポイントの強さだけでバトルしてもいいし、もうちょっと難しくしたかったら、攻撃力や防御力をプラスマイナスしながらバトルしてもいいんじゃない?」

と言うと全員納得😌

カードの出し方も、それぞれのカードを一つにまとめて上のカードから出すのか、
どのカードを出すのか自分で選びながら出すのかも話し合いましたが、

それだってどっちもオッケーにして、プレイする人同士でどのパターンで出すか決めていいんじゃない?

と言うと、そうだね!と子どもたち。


一律することにこだわらず、
視点を変えていろんなやり方があっていいことに気づく
と、
みんなのやり方を認めあうことができ、
それからスムーズに話合いは進んだのです。


最後に個人やチームに分かれてバトルゲームを楽しみました✨
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いざこざがあった子たちも同じチームになって盛り上がり、終わったあとは戦いごっこをして遊んでいました😊

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わかり合えないからもうやめる(関係を切る)のは簡単。
今は子どもたちのLINE やSNSも簡単にブロックしちゃうようで。

関係を切るのも1つの手段ではあるけれど
視点を変えて「いろいろあっていいよね」と気付けられれば
「こうじゃなきゃいけない」という縛られた意識から解放されて
お互いを認められていい方向に進められるんだなというのを感じました。

それはきっと子育てや人間関係、様々な場面で言えること。
視点を変えてみればもっと気持ちが楽になって
お互い自由に豊かに、そして穏やかに暮らせるんだろうなぁと思います。

私も一方向でしか見られない時があるから
「視点を変える」ということを心がけようと一年の終わりに思いました。

子どもたちを見ていると学ぶことがたくさんあります。
だから子供はおもしろい!!

ただ「楽しい」だけのクラブ活動ではなく、たくさんの学びがあるこのクラブ。
来年から6つのクラブが本格的に始動します!
楽しみ~!!!!

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