のんびり学習まるっと

大分市内でどんぐり倶楽部と英語の教室を開いています。

お母さんもゆる~くゆる~く。

こんにちは。

のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

教室では毎回最初に絵本を読みます。

特に小学生のクラスでは絵を見せずにお話を聞きながらそのお話を想像してもらっています。

子どもたちのリクエストにより、今「おばけ話」を読んでいます。

前回「ふるでらの三味線弾き」というお話を読むと、これが結構怖かったようで、表情からしてその気持ちが読み取れたので、読んでる私もテンションが上がり、稲川淳二ばりの演技で迫真の読みかかせをしました(自己満)。

読み終えると固まっている子どもたち。

その反応を見て「よっしゃ!」と思った私。

でも、朝の9時から読む話じゃなかったなーと後で反省しました。おほほ。

(そういや昔、男性から「君の眼力は稲川淳二ばりだね」と言われたことあったな。怖いなー怖いなー。)

 

さて、こんな稲川淳二似の私ですが、教室のせんせいとしてお子さんの相談やお母さんの子育てのお悩みを伺う機会が時々あります。

 

どんぐりやお勉強に関してはアドバイスいたしますが、子育てなどの様々なお悩みに関してはアドバイスできる程できた人間ではありません。

だから「一緒に考えましょう」というスタンスで、一緒に悩み考えます。

 

どんぐりをされている保護者さんはみなさん真面目な方ばかりです。

子どもたちのこれからのことを一生懸命考え、時に悩み、「うまくやれない」と落ち込むこともあると思います。

 

 

のんびり学習まるっとの「どんぐりタイム」には通学コースと通信添削コースがあり、通信添削コースでは添削と同時にたくさんのお悩みも寄せられます。

 

おうちどんぐりの難しいところは

・ついつい教えちゃう、絵に口出ししてしまう。

・「できなくていい」と分かっているけど「分かってほしい」と思っちゃう。

・たくさんやらせてしまう

・難しい問題ばかりやらせちゃう

 

などなど、「できるようにしよう」と保護者さんの力が入ってしまうところにあると思います。

 

時には「自分がちゃんとどんぐりをさせないと子どもの将来が…」とご自身を追い詰めてしまう方もいらっしゃって、気軽にどんぐりのことを相談できないことも、おうちどんぐりの難しいところだなぁと思います。

 

でも、この「できるようにしよう」という親の思いは誰にでもあると思います。

子どもが困らないように、恥ずかしくないように、周りについていけるようにという「子を思う気持ち」という場合もあれば、親の単なる自己満足という場合もあります。(私の稲川淳二的読み聞かせとか?)

 

いろんな方のお話を聞いて思うのですが、

 

お母さん。そしてお父さん。

お子さんに一生懸命になりすぎてはいけません。

 

一生懸命になりすぎるあまり、自分のこともお子さんの気持ちも見えなくなって、結果自分もお子さんもしんどい思いをされている、そんな状況を何度も見てきましたし、私自身も経験しています。

 

昔、あまりにも縄跳びが得意じゃない息子たちを見て「縄跳び大会もあるのにこのままじゃ全然飛べないよ!毎日練習しよう!」と一人張り切った時があるんです。

息子たちは全っ然乗り気じゃない!(*‘∀‘)

ちなみに私も縄跳び苦手(笑)。

それでも子どもたちには「できるようにしよう。できたほうがいい。」と思っちゃうんですね。

いかんですねー。

よく「自分は英語苦手だから子どもにはできるようになってほしい」と親御さんが英語教育を頑張らせちゃうと似ていますね。

でも、それも「親心」なのです。

子どもが将来困らないように。周りについていけるように…

そんな気持ちは私にもないわけじゃありません。

 

そういう時は子どもが楽しめるように、好きになって自分から「やりたい」と思わせられるような環境をつくってあげるのが親の役目なのに、

ノルマにしてしまったり、何かを我慢させて取り組ませたり、子どもたちの気持ちを無視して一生懸命になりすぎるのが問題だなぁと思います。

 

そういう時に「あーやっちゃった。」と思い、

「ゆるーくゆるーく。もっと手放そう。」

と自分に言い聞かせています。

 (そしてそんなだから縄跳び練習なんて続かなかったさ笑)

 

どんぐりも一生懸命になりすぎず、「どんぐり楽しいね~」ぐらいにゆるーく続けられる環境が1番です。

特に、おうちどんぐりの方は周りに仲間がいなかったり、相談できる人がいない場合もあると思います。

 

全国にはオンラインでされているどんぐりせんせいや、通信添削をされているせんせいも実は調べるとたくさんいらっしゃいます。

 

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おうちどんぐり頑張っています♪

一人で悩まないで、もっとそういったサポートを頼って「楽しく」どんぐりを続けてください。

 

当教室でも、稲川淳二似の私がいつでもご連絡をお待ちしております^^

(えっ?嫌?)

 

 

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学びの種まき。

こんにちは!のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

先週、教室で子どもたちと「フレンチトーストになにをかけるか」という話で盛り上がりました。

私はシナモンシュガーが定番なのですが、子どもたちは何もかけないとか、はちみつ!という子が多い中、

「チーズをかけて溶けたら食べる!」

「うちはケチャップ!」

という私のフレンチトースト=甘いものという概念を覆してくれる子もいて、それぞれの家庭でそれぞれの味があるもんだな~と思いました。

 

「それぞれ」と言えば、子どもたちの学ぶ速度もまた人「それぞれ」。

自分のペースで取り組めるのもどんぐりのいいところだなと思っています。

 

子どもたちはみんなそれぞれ違うので、1を言えば1分かる子もいれば、1言えば2,3、と分かる子もいて、1言ったことを1も分からない子も当然いるわけです。

 

先週ある女の子が久しぶりに自分の力で正解にたどりつけました。

「久しぶりに解けた」というのは教室ではよくあることで、ずっとお宝が続いていたある子は〇がもらえた瞬間、固まって倒れました(´艸`*)

 

この女の子も〇がもらえたとき一瞬固まり、「えっ…えっ…あはは♡」といいながら照れ笑い^^カワイイー

 

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この子はどんな時も楽しそうに絵を想像していて、この問題も

「このタンポポはきれいに咲いたけど、こっちは花は咲かなくて、こっちは腐ってて~あはは~。」

と楽しそーうに説明してくれるのです。

 

「低学年まではとにかく絵を描くことを楽しんでほしい」

というのはどんぐり倶楽部の糸山先生がおっしゃっていることですが、まさにそれを体現してくれているような彼女の取り組み方♪

こんな風に楽しめたらどんぐり楽しいだろうな~と思います。

 

でも、やはり解けないことが続くと親御さんは心配なのではないでしょうか。

通信添削コースの方でもお子さんが解けないことに不安になったり、お子さんにヒントを出してしまったり、時にはイライラしてしまったりというお話をお聞きします。

 

分かるなー。

私も昔そうだった…。

 

ちょっとぐらいこの子が分かるようにヒントだしたり、サポートしてあげたほうがいいんじゃない?と今の私でも一瞬葛藤するときがあります。

まぁ、そう思ってヒントは出さないですが。

 

やはり、子どもたちの「自分の力でできた」というときのあの輝いた笑顔や自信は、子どもたち自身で手に入れたからこそなんだなーと、子どもたちを見てきて感じます。

 

だから、一人一人ペースは違うけれど、自分の力で歩んでほしいのです。

 

もちろん親御さんにできることはたくさんあります。

・「~ずつ」「〇番目」「わける」「足す」「引く」「倍」そういった算数用語の概念を生活の中に取り入れる。

 

食後のデザート、たとえばブドウを「何個ある?」と数えさせて、「家族4人で分けるから、一人何個にすればいいかな?」と分けさせる。

昨日我が家で、抹茶と黒糖、2種類羊羹を家族同じ量にするにはどう切り分けるかを子どもたちにやってもらいました。

しかも一人は抹茶少な目、黒糖多めという注文。

でも全体量は同じになるように!

いろいろ考えながら切り分けていて面白かったです♪

 

・子どもの疑問に子どもに考えてもらう。

 

教室でも家でも、「どうすればいい?」と聞かれれば「どうすればいいと思う?」と聞き返します。最初は戸惑うけれど、子どもたちは次第に自分の考えを持ち始めます。それがたとえ「違うな」と私は思っても、「じゃあそれでやってみて!」と言います。

 

・「なぜ?」を考える。

 

昨日次男が車の中から外を見て「こっちには水たまりができているのに、こっちにはできていない!」というので、「ほんとだね!なんでだと思う?」と聞くと、よーく観察して「こっちはすぐ水がしみ込んだから出来てないんや!」と言いました。

「なるほど~。じゃあ、水たまりってどういうところにできるんだろうねー。」

「あーうーん。あ!へこんでるんや!だから水がたまるんだ!」

という会話をしました。

答えがあってるかとか間違ってるとかではなく、その子なりに観察したり考えてみることが大事かなと思っています。

こう言うと「うちの子はすぐ『分からない』って言うんです。」とおっしる方もいらっしゃいますが、今までそういう会話をされていないので当然かと思います。

そうなってしまっていても少しずつ「お母さんはこう思うんだよね」とIメッセージで語ったり、下の子と話していると話に入ってきたりします。

そして、「考えて!」と強制しないこと。

あくまで親子の楽しい会話ということを忘れないでくださいね^^

 

あと…

個人的には車の中でテレビ見たり、ゲームしてるのは非常にもったいないなーと思います。

車で走っていると季節の移り変わりを感じたり、西日のまぶしさや夕陽が染める空の美しさ、飛んでいる鳥、たくさんの自然に触れられます。

「夕陽が西に沈んでるね~きれいだね~。ということは東はもう暗くなってる!あっちにすんでいる人はもう夜なのかな~。」とか

「こっちに太陽があるけど、じゃあ北はどっちかな」とか

「トンビが飛んでるね。油揚げねらってるのかな(*´▽`*)」とか(笑)

そんなところからたくさん会話ができるはず。

 

机上の勉強だけじゃなく、どんぐりを解くだけでなく、生活の中で感じて考えて学ぶことはたーくさんあります。

それができるのは親御さんです。

生活の中の学びの種まきがいつか花を咲かせてくれます。

それがいつ咲くのかも「それぞれ」だけど、きっとその花はたくましく育ちます。

それを信じて、一緒に種まきしていきましょう!

これからもよろしくお願いします。

 

 

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英作文する年長さん。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

先週はセンター試験改め、「共通テスト」が行われましたね。

私は毎年、試験の翌日新聞に載る英語の問題を解くのが趣味です(どんな趣味か。)

私が現役で解いていた時とも、また塾講師でセンター試験を指導していたときとも形式が変わっていて、今教室に来ている子たちが受ける時にはまた変わっていたりするのかなーと思います。

 

でも、なんだろう…

文法的なこととか、出てくる単語が簡単になってた気がするのは私だけでしょうか??

最初の共通テストだから難易度を下げているのでしょうかー。

私はそんな風に感じました。(あくまでも私見です)

その代わり、10年前には出てこなかったような単語がでていますね!

text とか laptop、USB なんて指導したことがない!時代だなー。

 

それでも相変わらず変わらないのはその文章量!

文字数はセンター試験の1.3倍らしいですね。

がんがん読み進めながら、読みながらも素早く頭の中で情報処理していく。

「こんなん若いからできるんやなー」と私はコーヒーすすりながら、文章を設問を何回も往復してゆっくり解きましたけど(笑)、受験生はそうはしていられません。

 

多読力、精読力、情報処理能力、様々な力が求められます。

 

多読(たくさん英語を読む)は当教室でもずっと進めています。

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毎週一人に発表してもらいます♪

子どもたちは毎週英語絵本を持ち帰り、CDを聞いて音読練習をしてきます。

最初は「分からない!」「読むの恥ずかしい…」と言っていた子どもたちが半年たった今、

「今日は英語絵本を2冊持って帰る!」(いつも1冊です)

「今日の音読発表私にさせて!」

と、どんどん英語絵本が好きになってくれています。

語数も少しずつ増え、文字を見て読んでいるから、フォニックスを学ばなくても自力で英語が読める子も出てきました。

 

そして英語絵本のフレーズがふと家庭でも出てきているようです。

「Go away,mama(あっち行ってママ)ってこの前言われたんです~( ;∀;)」

って言葉のチョイスそれかぃ(笑)

 

今から始めているこの多読がこれからどう伸びていくのか楽しみです♪

 

そしてなにより、教室で使っているBBカード!!

これが本当にすごい!!

BBカードは英検3級レベルの文法が「遊び」の中で使いこなせるようになる、すんばらしいカードです(´艸`*)

 

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教室を始めて7か月の今、BBカードの64枚のセンテンスがみんなだいぶ言えるようになってきました。

そこで最近少しずつ「合体作文」というのを遊びのなかでしています。

先週あるクラスで遊んだのが

・Betty Botter bought some butter.(ベッティボッターがバターを買った)

・Ken and Kate keep me waiting.(ケンとケイトが私を待たせ続けてる)

 

私「この2文を使って自由に文を作ってみよう!」

生徒さん「じゃあ、ケンとケイトがバターを買ったって言いたい。」

私「いいね!じゃあ最初は何て言うかな?」

生徒さん「Ken and Kate... あっ待って。Betty Botter bought some butter.だから…Ken and kate bought some butter!」

私「おー!いいねぇ!できたねぇ!じゃあ他にどんな文作ってみる?」

生徒さん「 Ken and Kate bought some butter!」

私「おお!できたね!それってどういう意味になるんだろね?」

生徒さん「ケンとケイトがバターを買ったの。だからずっと私は待たされてるんじゃない?」

私「なるほど~。だからKen and Kate keep me waiting.なんだね~。早く帰ってきてほしいね~。」

 

こんな風に英作文ができるようになっているのです。

通って7か月の年長さんが。

 

これは簡単なことではなく、この文のどこが主語で動詞で目的語で補語なのかが分かっていないと自由に英作文なんてできません。

 

でもできてしまうのです。

それもお勉強ではなく、「遊び」の中で!!

お勉強じゃなく、「遊び」だから楽しいし続けられる。

「遊び」だから集中できる。

「遊び」だから間違ってもへっちゃら。点数なんてつけません。

 

遊びの力って大きいなぁとつくづく思います。

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「のこったのこったゲーム」

 

私自身、BBカードに出会ってまだ1年ちょいしか経っていません。

この教材とその教材の理念に出会ったとき、「これだ。まちがいない。」と思ったのですが、子どもたちの英語力の成長具合に、このBBカードのすごさを改めて感じています。

 

こんなBBカードで一緒に遊んでみませんか?

2月21日にBBカードの体験会を行いますので、ご興味のある方は是非ご連絡ください^^

 

【BBカード体験会】

・日時  2月21日(日)10時30分~12時

・場所  賀来新川公民館(荏隈小学校より徒歩5分)

・対象  小学生、新小学1年生

・参加費 500円/一人

・連絡先 nonbiri.marutto☆gmail.com (☆を@に変えてください)

*興味があるけど、ご都合が合わないという方も一度ご連絡ください。

別日に体験会をご案内いたします。

 

たくさんゲームをご用意してお待ちしております~!

一緒に遊びましょ~^^

 

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ありのままを抱きしめるお母さん。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

最近私のポチリ癖が止まりません。

なにをポチっているかというと…英語絵本

英語絵本ってほんとうにかわいくて面白くて♡

「英語教室で使うしぃ~」という大義名分のもと、SNSでいいのを見つけては探してしまう。

だれか、私のスマホの電源切ってください…。

 

さて、先週、教室終わりにある小学生のお母さんと立ち話をしていたときのこと。

私がその子のいいなぁと思っているところをお話していると、お母さんはおもむろにその子ことをギューッと抱きしめて「よかったね~!」と言い、2人でニコニコ見つめ合っていました。(私、蚊帳の外笑)

 

私は特に「この問題が解けたんです!」とできたことに対して褒めたわけではなく、

その子の持ってる明るさとか考える力とか楽しむ力、そんなところをいいなぁと思っていて伝えていました。

でもお母さんは「できる」ことを褒められるのも嬉しいけど、この子のありのままをいいと言ってもらえるのが嬉しいとおっしゃっていました。

お母さんにギュってされてうれしそうなお子さん。

それだけでとてつもないパワーが生まれそうです♡

 

そして、次の日。

別のお母さんから素敵なLINEが届きました。

お家でお子さんがお母さんにお宝になった問題を一生懸命説明していたようです。

その間違え方とか考え方がおもしろくて「子どもってこんな風に考えるんだなー」と思わず笑っちゃうと、「もーママ笑わんでー。」と言われ。

”それでも「一生懸命一人で考えて頑張ったんだなぁ」というのが伝わって、思わずギュっと抱きしめました。どんぐりって本当にいいですね。”

 

間違えてもお母さんが抱きしめてくれる。

そのままのあなたでいいと抱きしめてくれる。

 

そんな関係性ができていたら、子どもたちの心は強くなるんだろうなぁと思います。

実際にこの子もはじめの頃はちょっと分からないと「私、この問題やめる!」と言っていたのが、今では「こうすればいいのかな。ちょっとやってみる!」という発言に変わりました。

 

お母さんのハグには勝てないなぁといつも思います^^

保護者さんを見て、私も子育てを学んでいます。

 

今日も帰ってきたらハグしよ!

 

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自分で気づく。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

月曜日は成人の日でしたね。

息子に「成人の日ってどんな日か知ってる?」と聞くと、

 

「知ってるよ。火星人とか金星人が地球に来る日やろ👍」

 

ほぉ…( ̄ー ̄)

 

じゃあ今日はどこの星から来るやろねー。お母さん火星人がいいなー。

会ったらどうする?

そもそもなんで地球に来るんだろ?

 

そんな話でひとしきり盛り上がりました。

いつか真実を知ったとき、どんな反応するのか楽しみです。ふふふ。

 

さて先週のどんぐりでこんな問題を解いている年長さんがいました。

 

「どんぐりが 3こ いっしょに とんでいます。すると、やまのなかから 12こが やってきました。では、どんぐりぜんぶを 3つの グループに わけると 1つのグループは、なんこになりますか。」

 

年長さんだったら12個どんぐりを描くだけでも大変。

でもこの子は、いろんな形のお顔つきどんぐりを、ゆっくりゆーっくり描きながら楽しんでいました。

 

「3つのグループにわけると」というところで、

「この子はぶどうグループにしよ~。あとはみかんとモモ!」

と紫、ピンク、オレンジ色で塗ります。

 

「最初のぶどうグループは5人で、みかんは3人、モモは7人!」

 

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この問題の答えは5個です。

式で言うと

3+12=15

15÷3=5

 

ですね。

 

この子の答えも「5」でした。

問題に「それぞれのグループは同じ数づついます。」と書かれているわけではないので、「ぶどうグループは5人で、みかんは3人、モモは7人」という考えも間違いではないのです。

だから、(その中の一つの)ぶどうグループは5人と答えたのでした。

 

でもそれでは答えが1つに定まりません。

3人でも7人でもいいじゃん!となっちゃいます。

だからお宝問題となります。

 

30分一生懸命絵を描いて自信たっぷりに出した答えが間違っている。

結構ショックです。

そして「どうしてこれが違うの?」と思います。

でも、それが大事なのです。

 

いつか解きなおした時、「あれ?これじゃいろんな答えになっちゃうぞ?」と気づき、答えを一つにするにはどうしたらいいかを考え始めます。

 

そう気づけるには半年後かもしれないし、1年、もしくはそれ以上かもしれません。

 

また別のある女の子も1時間たっぷり考えたけれど、最初の1文から読み間違えていたためにお宝になっていました。

一生懸命考えたのに、最初の設定から間違えていたら問題そのものが変わってしまいます。

 

きっと彼女も「あわてて読んでしまったらいけない」と学んだはずです。

だから、これからはゆっくり読んで、イメージしながら絵を描いてくれるのではと思います。

それでもなかなか変われるものでもありません。

また同じことをすると思っています。

それでもやはり、本人が気づいてこれじゃダメだと思わない限り、簡単には直らないでしょう。

 

私はそれを待ちます!

 

そして、お宝になったときに大事にしているのはそのショックを受けた気持ちをすぐに切り替えせてあげること。

最近はお宝になった問題はお宝クッキーと描きます。

「この問題、お宝クッキーにしてどんぐりさん食べておくね~。ごっくん、、、うわっこれダンゴ虫味じゃーん!まず!」と言うと子どもたちはだいたい笑ってくれます^^

他にも「そういえば昨日さ…」と全く関係のない話を始めてみたり、「さーゲームにするよー!」とゲームに切り替えたり。

 

間違えたことから学ぶ必要はあるけれど、

間違えたことを反省させたり、落ち込ませる必要は全くありません!

だから、おうちでもいいところだけ見てあげてくださいね^^

 

その子を変えられるのは、やはりその子自身でしかありません。

大人がいくら言ったって、その子が自分自身で学んで気づき行動しなければ、やはり変わらないなと最近痛感しています。

 

子どもたちが間違えを恐れず、そして間違えから自分自身を振り返られる環境を作っていくことが私の仕事の一つです。

そんな環境を教室で作りながら、子どもたちをよく観察して、これからもサポートしていきたいと思います。

 

 

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2021年 のんびりいこうどこまでも

明けましておめでとうございます。(とはいえもう何日経ったか…)

のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

年末年始、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。

我が家は今年はコロナの為帰省せず、家族でお正月を迎えました。

大掃除をして、おせちも好きなものだけ作り、読みたかった本を読み、家族でのんびーり過ごしました。

こんなにスッピンで過ごしたのは大人になって初めてかもしれない(笑)。

 

年末は雪が降るかも!?というぐらい寒い予報だったので、みんなで庭で氷をつくりました♪

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氷のケーキ~♡

と喜ぶ母の横で、一瞬で踏みつぶすうちの3兄弟…( ̄ー ̄)

これだから男子は…

 

 

そんなこんなですが、今年も元気に1年を迎えられたことに感謝しながらたくさん笑って過ごせたらいなぁと思います。

 

今年の個人的な目標は

・去年学んだことをしっかり消化する!(去年いろいろ講座を受けたはいいけど、自分の中に落とし込めてない。)

・プライベートと仕事の線引きをきちっと分ける!(四六時中教室のこと考えちゃう。逆に在宅ワーク中だらだら仕事しない。)

・ライブに行く!(去年も言うたけど。結局行けなかった…。)

・日付が変わる前に寝る!(今年一度も果たせず)

・痩せる!(毎年言うやつ。)

 

一年の初めぐらい、気を引き締めてやりたいと思います!!

 

 

さて、去年の話ですが、年末に教室のチラシができました~(´艸`*)

 

 作っていただいたのはご縁があったウェブ&デザインノッツさん。

Web&Design KNOTS[ウェブアンドデザイン ノッツ]

 

最初は名刺とチラシを作っていただきたいんです~というお願いから、どんなものが欲しいか、そしてどんな時に渡すかなどいろいろお話をさせていただいて、「名刺にもなるようなリーフレットはいかがですか?」とアイデアを下さり、完成したのがこちら!

 

 

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これをコンパクトにたたむと名刺っぽくもなるのです。

 

裏面は私の教室への思いや生徒さんたちの写真、保護者さんの感想などもりだくさん!

そして「読んでくださった方がクスっと笑えるような感じがほしい。」という要望から、教室キャラクターと私が勝手に決めてる「まるっとさん」の落書きコーナーまで♡

 

そんなん正直いらん!

でも、遊び心忘れたくないやん!

生徒さんたちがゲラゲラ笑いながら落書きしてくれてました。

たくさん遊んでくれ。

 

私のぼんやりとしたオーダーから、いろいろとヒアリングしてくださった結果素敵なご提案をいただき、構成中も私からの追加オーダーにも迅速に対応してくださいました。

こういう仕事は初めてだったので、勉強になることがありすぎて、他業種の方と交わる面白さも感じました。

今後はもしご縁があれば、いろんな方と一緒にお仕事もしてみたいなぁと思います。

ノッツさん、素敵なリーフレットをありがとうございました!

 

そしてこれを生徒さんたちに渡した日のこと。

ある子が教室終わりに言いました。

「せんせぇー、ここはのんびり学習まるっとなんだよね。チラシにも書いてあるし。だからのんびーり考えていいんだよね。」

「そうだよー。自分のペースでゆっくり進んでくれたらいいからさ。人と比べることなんてないんだよー。」

すると、

「そっかー。のんびりっていい言葉だねー^^」

 

ほっこり♡

 

 

教室名の「のんびり学習」というのは、私の大好きな絵本「ぐりとぐら」シリーズの「ぐりとぐらのかいすいよく」の一節にある言葉から選びました。

 

うみは はじめて ぐりと ぐら

なみに ゆられて だいぼうけん

あわてちゃ だめだめ ぐりと ぐら

のんびりいこう

どこまでも 

 

人生って大冒険。

そんな中での子どもでいられる時間って本当に短いから、今しかない時間をゆっくりじっくり味わってほしい。

のんびり自分のペースでゆっくり学んでほしいという気持ちから、この「のんびり」をいただきました。

 

昨今、「こどもたちに早くできるようにさせよう」という先取り教育が多い中、うちの教室は真逆を行っています。

 

のんびり学習まるっとは、子どもに花を咲かせるための教室ではありません。

ここでは土台となる根っこを育てています。

そこから花を咲かせるのは、子どもたち自身の力です。

 

どんぐりタイムでは読解力と思考力を育みます。

それをやったからといって、明日のテストで100点が取れるわけではありませんが、すべての学習の土台となり後伸びする子になります。

そしてなにより、自分の力で考え抜き答えを導きだしていく子どもたちはたくましくなります。

それは今の生徒さんたちの成長からつくづく感じます。

 

BBえいごタイムでは英語の語感をじっくりと身につけます。

BBカードで遊んでばっかの教室ですが、その中で知らず知らずのうちに英語の語感を身につけ、勉強したわけじゃないのに文法が身に付き、使えるようになります。

その土台をしっかり身につけておくと、言いたいことが英語で言えるようになります。

 

しかし、どんぐりもBBえいごも、花を咲かせるには時間がかかります。

そして咲かせるタイミングも、早い子もいれば時間がかかる子もいます。

でも、結果を焦らず、じっくりと根っこを育てて自分で花を咲かせたとき、その花はちょっとやそっとのことでは倒されない花になるんじゃないかなと思っています。

 

子どもたちが自分の力で咲かせた花、見たくないですか?

 

今年も去年と変わらず、教室に関わってくださる子どもたち・保護者さんを大切に「その方たちに自分は何ができるか」を、無い知恵振り絞って考えたいと思います。

 

2021年ものんびり行きましょう^^

今年も1年、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ディズニーランドのような教室を。

こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。

 

いろいろあった2020年ももう終わりますね~。

今日は一年の最後に思ったことをつらつらと書いていきます!

(今日はめっちゃ長いです。いつも長いですが…。)

 

まずは教室アンケートから。

一年の最後に毎年行っている教室アンケート。

今年1年どんぐりに通ってみての感想をお聞きしました。

以下、掲載許可をいただいたものをいくつか。

 

・最初はなかなかどんぐりに慣れず、スムーズに進まなかったけど、今では難しい問題も考えるようになった。

・1問をじっくり考えるようになったことは、粘り強さや諦めない気持ちに気づくことができたと思う。

・1番「どんぐりの力だ!」と感じたのは、「なぜこの式になるの?」といった問いをしっかり自分の言葉で伝えられていると学校の先生から言われたときでした。「なぜ?」を答える力はどんぐりの効果だと思っています!

・考え抜くことができるようになった。また、それを信じることができるようになったので、待つことが以前よりできるようになったと感じる。

・「ちょっと待って!ママは言わなくていいから自分で考える!」という言葉が出たときに、どんぐりの効果だと感じた。

・日々生活の中、疑問点があると「書いてみよ~!書いたら分かるから。」とよく口にしている。

・勉強で心配することがないのは、どんぐりのおかげ!

・まだ効果は分からない。

・先生が子どものことをよく観察し、分析しているなと感じる。

・(お子さんの)性格にあっているようで、勉強とは気づいていません。毎回楽しめています。

 

保護者のみなさん、ご協力ありがとうございました。

その中にこんなことを書かれてある方がいらっしゃいました。

 

・子どもたちが「失敗してもいいんだから」「まちがえてもいいんで」とよく言うようになり、前よりもできないことに挑戦するようになった。

・親の気持ちが楽になる。ゆったりと子どもと付き合えるようになった。

 

どんぐりでは、「失敗は宝物だよ」と言っています。

失敗でも答えが間違えててもそれはみんなが一生懸命考えた証拠だから、大事な宝物。だから消しゴムでは消さないよ、と。

すると子どもたちは解けなくても間違えても、そんな自分を受け入れてくれるようになります。

そして何より、自分の力で考え抜いて正解を導き出す経験をしている子どもたちはたくましくなるなぁと子どもたちを見ていて感じます。

だからきっと「失敗してもいいんで」と挑戦する気持ちも出てきているんじゃないかなと思います。

そしてそんな子どもたちを見て、親の方が子どもに対する不安や心配を手放して、「この子は大丈夫だ」と思えるようになり、親が楽になれるのが、実はどんぐりの一番いいところなんじゃないかなと私は思っています。

だからそれを保護者さんも感じてくださっていることはとても嬉しかったです。。。

 

でも、どんぐりをしていても間違えたくない、失敗したくない、恥ずかしいと思う子はもちろんいます。

これは「どんぐりタイム」と「BBえいごタイム」両方に通ってくれている子のお話です。

 

BBえいごタイムでは英語絵本の音読の宿題があります。

そして毎週、音読発表を一人にしてもらいます。

その女の子は音読発表が苦手でした。

一生懸命お家で練習してくれていて、家では読めるのですが、みんなの前で発表するとなるとどうにも言葉がでません。

「間違えたら嫌だ。」

「間違えたら恥ずかしい。」

そんな気持ちが先走ってしまうようで、家でも自分が練習しているのを聞かれたくないと一人お部屋でCDを聞いて練習していました。

音読の絵本を選ぶときも「私は簡単なのにする!」となるべく文字の少ない絵本を選んでいました。

 

そういった状況をお母さんに相談しました。

そこでお母さんは「1回でいいからお母さんと練習しない?ママも読んでみたい~」と誘い、一緒に練習してくれました。

そのときお母さんはわざと失敗したり、変な声で読んでみたり、とにかくその子を笑わせて楽しい雰囲気を作ってくださいました。

するとその子の「ちゃんとやらなきゃ」とか「覚えなきゃ」みたいな自分で自分で縛っていた気持ちがするするほどけ、「お母さんと練習するの楽しい~」に気持ちが変わり、その週の音読は自信たっぷり!

スラスラ読んで、次週の絵本を選ぶ時も「私は難しいのにする!」と長い絵本を持って帰りました。

 

それから先日のクリスマスレッスン。

この日はだれも音読発表をする日ではなかったのですが、その子が「せんせい!私音読発表をしたい!させて!お願い!」と訴えてきました(T_T)

「え、ほんと?したいの?いいよ!やろうやろう!!」

 

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この子がこんな風に言ってれる日が来るなんて。

泣いちゃうよ、ほんと。

 

子どもって言葉一つで、ちょっとした環境を整えることで、子どもたちは大きく変わるんだなぁと思います。

どんぐりでも、BBえいごでも、今年は子どもたちの変化を様々な場面で感じました。

私、今まで塾や英会話教室で働いていた時は毎年教える教室を異動していたので、たくさんのお子さんに出会える半面、教えた子の成長を見ることはできませんでした。

教室を始めてまだ2年ですが、その子がどんな成長をして今があるのか、そしてこれからどう変わってくのか、それを今年教室で見られたのはとっても大きな財産となりました。

また、親や、私のような周りの大人が子どもたちにどんな言葉をかけるのか、どんな環境を作ってあげるのか、考える責任もあると痛感した1年でもありました。

 

 

話は変わりますが、今映画「えんとつ町のプペル」が公開中のキングコング西野亮廣さんのブログをいつも読んでいるのですが、西野さんは以前「ディズニーを超える!」という夢を語ったら日本中からバッシングを受けたということをよく書かれているんですね。

それでふと思い出したんですが、私も今から12年ぐらい前に当時働いていた塾のエリア会議で上司や先輩職員たちを前に「私はディズニーランドみたいな教室を作りたいです!」と宣言したところ、鼻で笑われたなぁと。

塾がディズニーランドて、入社して2.3年目の若造がまたまたお花畑発言を…といった雰囲気がプンプンしてたなー。あはは。

 

ディズニーランドって、遠いんです。

ここから飛行機に乗って、東京ついたー!と思ったらそこからまた電車に揺られて、やっと舞浜駅着いたー!と思ったらゲートまでまぁまぁ歩く。

そこまでしてやっと入場したら、そこには夢を見させてくれる建物やキャラクターやキャストたち。

ミッキーの耳被ってても誰もなんとも思わない自由な世界。

帰る頃には歩きまくってヘトヘトで両手にお土産の荷物抱えてるのに、「楽しかったねー!また来たいねー!」とちょっとした距離のある舞浜駅までもルンルンで歩けるあの高揚感。

 

うん、やっぱり今でも私は「ディズニーランドのような教室」を作りたい!

 

放課後疲れていても頑張ってきてくれる子どもたち。

休みの日に朝早くから来てくれる子どもたち。

送迎するお父さんお母さんだって大変。

下の子がいればなおさら。

 

でも教室に来てくれたら、

誰と比べられるでもなくみんながそれぞれのペースで学べる空間と、

なにも足さなくても引かなくても「君はそのままでいいよ」と言ってくれる大人達と、

子どもたちのことをちゃんと観察し見守るせんせいと、

穏やかで優しい仲間と楽しく過ごせて「楽しかった~!」と言って帰ってくれるような、そんな教室をいつまでも目指していきたい!!

 

通信添削コースでずっとお付き合いしていただいている方にも、何か返せるものがあるのではないかと考えています。

今年は通信添削で繋がってくださった方に会いに行くことを目標にしていましたが、こんな状況では叶わず。

来年はオンラインでできる環境も考えたいです!

 

来年はどんな一年になるのでしょうか。

私は子どもたちや保護者さん達ともっと自分を縛ってしまう気持ちを手放して、もっと自由に、もっと心地よく学びを楽しめる教室を作れるよう考えていきます。

 

今年はあまり頻繁にブログを更新できませんでしたが、こんな拙いブログでも毎回読んでくださる方もいて、お会いしたことのない方からメッセージをいただくこともありました。

本当にありがとうございました。

 

来年もどうぞ、のんびり学習まるっとをよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。

 

では、楽しい冬休みを!

(私はプペルを観に行きま~す♪)

 

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