こんにちは。のんびり学習まるっと、どんぐりさんです。
月曜日は成人の日でしたね。
息子に「成人の日ってどんな日か知ってる?」と聞くと、
「知ってるよ。火星人とか金星人が地球に来る日やろ👍」
ほぉ…( ̄ー ̄)
じゃあ今日はどこの星から来るやろねー。お母さん火星人がいいなー。
会ったらどうする?
そもそもなんで地球に来るんだろ?
そんな話でひとしきり盛り上がりました。
いつか真実を知ったとき、どんな反応するのか楽しみです。ふふふ。
さて先週のどんぐりでこんな問題を解いている年長さんがいました。
「どんぐりが 3こ いっしょに とんでいます。すると、やまのなかから 12こが やってきました。では、どんぐりぜんぶを 3つの グループに わけると 1つのグループは、なんこになりますか。」
年長さんだったら12個どんぐりを描くだけでも大変。
でもこの子は、いろんな形のお顔つきどんぐりを、ゆっくりゆーっくり描きながら楽しんでいました。
「3つのグループにわけると」というところで、
「この子はぶどうグループにしよ~。あとはみかんとモモ!」
と紫、ピンク、オレンジ色で塗ります。
「最初のぶどうグループは5人で、みかんは3人、モモは7人!」
この問題の答えは5個です。
式で言うと
3+12=15
15÷3=5
ですね。
この子の答えも「5」でした。
問題に「それぞれのグループは同じ数づついます。」と書かれているわけではないので、「ぶどうグループは5人で、みかんは3人、モモは7人」という考えも間違いではないのです。
だから、(その中の一つの)ぶどうグループは5人と答えたのでした。
でもそれでは答えが1つに定まりません。
3人でも7人でもいいじゃん!となっちゃいます。
だからお宝問題となります。
30分一生懸命絵を描いて自信たっぷりに出した答えが間違っている。
結構ショックです。
そして「どうしてこれが違うの?」と思います。
でも、それが大事なのです。
いつか解きなおした時、「あれ?これじゃいろんな答えになっちゃうぞ?」と気づき、答えを一つにするにはどうしたらいいかを考え始めます。
そう気づけるには半年後かもしれないし、1年、もしくはそれ以上かもしれません。
また別のある女の子も1時間たっぷり考えたけれど、最初の1文から読み間違えていたためにお宝になっていました。
一生懸命考えたのに、最初の設定から間違えていたら問題そのものが変わってしまいます。
きっと彼女も「あわてて読んでしまったらいけない」と学んだはずです。
だから、これからはゆっくり読んで、イメージしながら絵を描いてくれるのではと思います。
それでもなかなか変われるものでもありません。
また同じことをすると思っています。
それでもやはり、本人が気づいてこれじゃダメだと思わない限り、簡単には直らないでしょう。
私はそれを待ちます!
そして、お宝になったときに大事にしているのはそのショックを受けた気持ちをすぐに切り替えせてあげること。
最近はお宝になった問題はお宝クッキーと描きます。
「この問題、お宝クッキーにしてどんぐりさん食べておくね~。ごっくん、、、うわっこれダンゴ虫味じゃーん!まず!」と言うと子どもたちはだいたい笑ってくれます^^
他にも「そういえば昨日さ…」と全く関係のない話を始めてみたり、「さーゲームにするよー!」とゲームに切り替えたり。
間違えたことから学ぶ必要はあるけれど、
間違えたことを反省させたり、落ち込ませる必要は全くありません!
だから、おうちでもいいところだけ見てあげてくださいね^^
その子を変えられるのは、やはりその子自身でしかありません。
大人がいくら言ったって、その子が自分自身で学んで気づき行動しなければ、やはり変わらないなと最近痛感しています。
子どもたちが間違えを恐れず、そして間違えから自分自身を振り返られる環境を作っていくことが私の仕事の一つです。
そんな環境を教室で作りながら、子どもたちをよく観察して、これからもサポートしていきたいと思います。
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