こんにちは。どんぐりさんです。
先日、ある保護者さんからこんな言葉をいただきました。
「どんぐりに来ていなかったら、 今頃この子はどうなってたんだろうと思います。」
その子は前の週にやった問題が分からず、「わからない! わからない!」と半泣きになっていました。
まだ解きだして10分ぐらいでしたが、時間か来たので続きは来週にしようねと、そこで終わりました。
その翌週、「今日は先週の続きやなー!」 と元気にやってきました。
先週半泣きだったのでどうかなと思ってたけど、 彼はとても前向き。
でも、なかなか答えが出ません。
それでも彼は、
こういうことか?
あー違う。
あ!そうか!
なんかわかってきたーーー!!!
と、目をキラキラさせながら問題を解いているのです。
彼は見開き3ページに渡って絵を描き続け、 答えにたどりつけました。
彼が答えにたどり着けたとき、私は改めて、「答えはおまけ」 というどんぐり倶楽部の言葉を理解しました。
一番大事なのは、子供たちがわからない問題をどう試行錯誤して、 自分なりに答えを出していくかというかということ。
それをでたらめに「なんとなく」 足したり引いたり計算して数合わせするんじゃなくて、 自分なりに道筋を立てながら、 絵に描いて見えるように答えを出していく。
何回も失敗して
何回も違うことに気づいて
試行錯誤していく。
その過程が、子ともたちの財産になる。
だから、答えはおまけ。
「どんぐりをしていなかったら、 今頃この子はどうなってたんだろうと思う。」と、 おっしゃったお母さん。
授業中、何度もタイマーが鳴り、常に「早く!早く!」 を求められ、こうでなければならないという先生の指導に、 子供たちは必死に答えようとする。
こうでなければならない、というのがあるから、 そうじゃない子や、そうはできない子を、 子供たち同士で指摘し合う。
発表したくても、 周りの子にからかわれるからできなくなった子もいる。
友達同士のトラブルもたくさん。
子供たちの環境って過酷だなぁ…とよく思います。
その中で学んでいくんだけどね。
でも、だからこそ、家庭ではもっと子供たちを解放させてあげてほしい。
家に帰ってからも、早く宿題して!早く!習い事遅れるよ! と早く、早くを求められたら、 子供たちはいつ心を休められるんだろうか。
子供たちにもっと自由な時間を、自由な意思で過ごさせてほしい。
そして、子どもが話してくれることに、 親は心配だからいろいろ意見したくなるんだけど、子供たちは、 ただただ受け止めてほしいだけなんじゃないかと思う。
嫌なことがあったら、そうかそうか嫌だったね。
嬉しいことがあったら、よかったね!
それでいいんじゃないかな。
外でいろいろあっても、家に帰ったら安心して自由に過ごせる。
家庭がそんな場所なら、子供たちは癒される。
「どんぐりをしていなかったら…」
と、ありがたいお言葉をいただいたのだけれど、それは外でがんばってきた子どもたちが、家庭でしっかり癒されているという土台があるからです。
だから、「自分だけの力で試行錯誤して考える」という気持ちになれるのだと思います。
「どんぐりは家庭が9割」と私は思っています。
じゃあ、そのどんぐりさんの家庭がどうかというと…(; ・`д・´)
たまに言っちゃいますね。いらん事。
あー言うてしまったー…
と、後で後悔するんです…(T_T)
ただ…
どんぐりを知らなかったら、きっと子どもたちは私の顔色を伺う毎日だったと思います。
早く!早く!と追い立て、こうしたほうがいいんじゃない?と口出ししまくり。
きっと、子供たちのありのままを受け入れずにいたんだろうなぁ…
どんぐりを知らなかったら、今ごろ我が子はどうなっていたんだろう。
と思う一人です(笑)。
そんなどんぐりのことをもっと知りたいと思った方は、どんぐり倶楽部のHPをぜひご覧ください。
迷子になるようなHPですが、ここだけでも見ていただけるとうれしいです!
どんぐり倶楽部・糸山泰造さんインタビュー その1 【くらすこと】
こちらは、どんぐり子育てをされた保護者の方が作られたHP。
管理人さんには私もお世話になっております^^
どんぐり子育て、たくさんの人に届いてほしいなぁと思います。